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【初心者向け】話題のオンラインストアShopify(ショッピファイ)とは?

最近ショッピングサイトを制作する際に外せない選択肢としてShopify(ショッピファイ)があります。
ショッピングサイトを作りたいんですが、Shopify(ショッピファイ)ってどうなんですか?といった問い合わせもあります。
あまりネット関係に詳しくないような方も知ってらっしゃいます。

それもそのはずです。
Shopify(ショッピファイ)は全世界175カ国、100万以上のショップで導入されています。
さらに2018年に日本語に対応したこともあり、日本でも導入するショップが広まっています。

今回はあまりShopify(ショッピファイ)のことを知らない人や、今後導入を検討していて興味のある人向けに、Shopify(ショッピファイ)とは?といった基本的なことをご紹介します。

Shopify(ショッピファイ)とは

Shopify(ショッピファイ)はカナダにあるShopify社が提供するeコマース用のプラットフォームです。
2004年創業のサービスは2017年には50万、2019年には100万以上のショップに導入されるほどのサービスになっています。

爆発的に伸びた主な理由としては

  1. 費用が安い(サブスクリプション)
  2. シンプルかつ多彩な機能
  3. 自社サイトを強化する傾向
  4. 越境EC

などが挙げられます。

費用が安い(サブスクリプション)

費用については後から詳しく書きますが、Shopifyは初期費用が無料で月額を支払っていく、いわゆるサブスクリプション型のサービスです。
月額も一番安いベーシックプランで29ドル/月なので、日本のASP型のショッピングカートサービスと比べると安い方になります。
初期費用を抑えてすぐに運用開始できるというのが魅力です。

シンプルかつ多彩な機能

Shopifyはカンタンでもあり、多機能でもあります。

どういうことかというと、登録して基本情報の登録や商品登録、送料や特定商取引法などの設定を行えばすぐに販売開始できます。
他のサービスでは審査などがあるところが多い決済サービスも、すぐに利用可能になっています。
とてもカンタンに販売開始までいけます。

ただ、運用していく中で、あれもやりたい!これもやりたい!となってきます。
そういった場合でもShopifyには3,000種類を超えるアプリが用意されており、それらを追加していくことでカスタマイズが可能になっています。

基本はシンプルになっていて、必要であればアプリを追加していく形になっているので、すぐに始めたい人から多機能を求める人までいろんな人の要望に応えることができます。

自社サイトを強化する傾向

オンラインショッピングといえばAmazon、楽天、Yahoo!のようなモール型最強です。
ただ、手数料や送料の問題、ブランディングの問題から自社のショッピングサイトの重要性が見直されてきています。
そういった流れの中で自社のショッピングサイトをShopifyでという企業が増えてきています。

越境EC

もともとがカナダ発で英語がベースで、その他にもさまざまな言語と通貨に対応しています。
また世界的な配送会社とも提携していて、配送に関しても世界中を対象としています。

越境対応のショッピングカートサービスは他にもありますが、カンタンに始めることができるのはShopifyです。

Shopify(ショッピファイ)の料金プラン

Shopifyの主な料金体系は下記の3つです。

ベーシック スタンダード プレミアム
月額料金 $29/月 $79/月 $299/月

SHOPIFY ペイメント

不正解析
日本のオンラインクレジットカード手数料 3.4% + 0円 3.3% + 0円 3.25% + 0円
海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料 3.9% + 0円 3.85% + 0円 3.8% + 0円
Shopify ペイメントを有効にせず他の決済サービスを使用する場合の追加料金 2.0% 1.0% 0.5%

月額に関しては日本のサービスと比べると安い感じはします。
日本のしっかりしているところだと1万円前後のイメージがあります。
1万円で最初からある程度の機能が備わっているイメージです。

Shopifyの一番安いプランはベーシックで$29/月です。
これは最低限の機能なので、もし有料のアプリを追加していくと費用も上がっていきます。

最初はそんなに機能はいらないから安くはじめて、必要になったら追加していきたいといった方にはShopifyがオススメです。

Shopifyの詳しい料金につきましてはShopify公式をご覧ください。

Shopifyのメリット

すでにShopifyが爆発的に伸びた理由でメリットをお話しましたが、それも含めて他のメリットをまとめてみました。

初期費用無料!低価格で運用できる

Shopifyは初期費用無料で月額も低価格(一番安いプランで$29/月)です。
同じく安いショッピングカートとしてBASEやSTORESがあります。
BASEは初期費用、月額共に無料でSTORESには無料と有料プランがあります。
BASEは、BASEを使用する際に必ず使用しないといけないBASEかんたん決済という決済サービスの使用料と手数料がとられます。

費用的にみるとBASEやSTORESの方が安いです。
ShopifyやBASEやSTORESのいずれもオンラインショッピングの基本的な機能は備わっています。
ただ、この中ですとShopifyが一番多機能でデザイン的なカスタマイズも自由がききますし、海外での販売もShopifyの方がオススメです。

サーバーなどの用意がいらず気軽に始れる

Shopifyはクラウド型なので、面倒なサーバーの用意や、運用を開始してからのメンテナンスもShopifyがやってくれます。
Shopifyに登録して設定すればショッピングサイトを開始できるという気軽さです。

ショッピングサイトの運用で面倒なものの一つが、環境のメンテナンスです。
プログラム言語のバージョンが上がったり、脆弱性が見つかった場合など、自社で運用している場合はその都度メンテナンスが必要になってきます。
Shopifyではその辺の面倒なメンテナンスはお任せなので心配がありません。

越境EC

国外も対象としたオンラインショッピングにもShopifyは向いています。
さまざまな言語と通貨に対応していて、世界敵な配送会社とも提携しており、配送に関しても世界中を対象としています。

テンプレートが豊富

無料と有料を含めると70種類以上のテンプレートがあります。
どこのショッピングサイトサービスを使用するか決める際に、実現したい機能と合わせて、いいテンプレートがあるかどうかも判断基準になります。

以前からある日本のサービスの古いテンプレートはどうしてもダサいですよね。。。
その点、海外のサービスのテンプレートは流行りのモノが多くカッコいいテンプレートがたくさんあります。

ただ、Shopifyはサンプルが英語なのでカッコよく見えるというのもあると思います(笑)
「あ、このテンプレートカッコいい!」と思って、写真を変えて日本語を入れると、「あれ?思っていたのと違う」ということがよくあります(笑)

Shopifyのテンプレートが気になる方は、ぜひ下記のShopify公式をご覧ください。
プロフェッショナルかつ無料のEコマーステーマ

機能拡張できるアプリの数がとにかく多い!(2,000以上)

登録したばかりのShopifyは基本的なオンラインショッピングの機能がついています。
そこにない機能などは無料や有料のアプリを追加して自分好みにしていくイメージです。

そのアプリの数がなんと2,000以上もあります!
大抵のことはアプリで解決するのもShopifyの魅力です。

これはShopifyがアプリの開発をいろいろな企業に許可しているからです。
よりよいアプリを企業が競って開発しているという部分のShopifyが延びている理由の一つです。

オムニチャネル対応

オムニチャネルという言葉を聞いたことありますか?
オムニ(全て)チャネル(経路)という意味です。

たとえば何かモノを売る商売をしていたとします。
ユーザーにモノを売る手段(経路)としては

  • 実際の店舗
  • オンラインショップ
  • Amazon
  • Instagram
  • Facebook
  • Googleショッピング
  • Pinterest

などがあります。

Shopifyに商品を登録して上記のようなサービスと紐づけすることにより、オンラインショップ以外の販売経路を作ることができます。
また、これらの情報をまとめて一か所で管理できるというのが運用面においては最大の効率化ではないでしょうか。

さまざまな手段(経路)を用意することにより、ユーザーの利便性を上げると同時に、販売機会の損失を防ぎます。
ユーザーにとっても、どの手段(経路)で買っても同じサービスが受けられるというメリットもあります。

Shopifyのデメリット

Shopifyにはデメリットもあります。

英語ができないとまぁまぁツライ

Shopifyはカナダのサービスであり、日本語対応が2018年くらいからです。
日本語対応してきたとはいえ、まだまだ完全ではないので、何かしようとした際に英語がわからずにつまずくことがあります。

とくにアプリを開発している会社は英語圏の会社が多いので、ほとんど英語です。

英語できないってツライ

としみじみ思います。

カスタマイズは知識がいる

オシャレなテンプレートはありますが、結局オリジナル性を出そうと思ったり、何かやりたいと思った時にはカスタマイズが必要になります。
先ほども言いましたが、一部完全日本語に対応していないので、カスタマイズするには英語とHTMLやcssの知識などが必要になります。

まぁ、これはどのオンラインショッピングサービス使用していても、カスタマイズとなるとそういった知識が必要になりますので、Shopifyだけのデメリットとは言えません。

意外と月額がかかる

便利なアプリがたくさんあり、その中には有料のものもあります。
便利だからとどんどん追加していくと費用もかさみます。

初期は小さくはじめて、必要なら大きくしていくというスタイルはいいのですが、気をつけないと安いからとはじめたのに、結局運用費がかさむといったことになりがちです。

まとめ

Shopifyは手軽にはじめたい人も、機能を充実させて運用したい人も、どちらにもよいオンラインショッピングサービスかなと思います。
どのオンラインショッピングサービスを使用するか検討する際に、他のサービスと比較します。
ですが、最初からそういった比較をすると本来のやりたいことなどが見えなくなってしまって、結局費用とかで選んでしまいがちです。

単純に流行っているからとか、みんな使っているからといった理由では失敗するかもしれません。

誰に何を売るのかといった目的をはっきりさせてから、運用できるスタッフはいるのか、予算は、どういうチャネル(販売経路)で運用するのかなどを決めてください。
そこが明確になっていれば使うオンラインショッピングサービスも絞られてくるはずなので、自分たちに合ったものを選んでくださいね。

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