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リスティング広告とディスプレイ広告の違いを知って効果的に運用する方法

近年広告の媒体もネットの成熟とともにどんどん様変わりして、日々進化を遂げています。
そんな中でお店や会社などで何かしらの商品やサービスを展開している方の中には、ネット上で広告を出したいとお考えの方もいると思います。
ですが、
・広告の仕組みがわからない。
・どのようにして出すのかわからない。
・設定が難しそう

などの理由で利用したくても躊躇している方も多いのではないでしょうか?
このようなインターネットを通じた広告手法は、実際に調べてみても難しい言葉が多くて知らないと少し分かりにくい部分もあると思います。そこで今回はまずは簡単なところで、ネットで広告を出して集客を行うリスティング広告とディスプレイ広告とは何かとその違いを簡単にご紹介していきたいと思います。

リスティング広告とディスプレイ広告

ネット上で広告を出す手法として、大まかに言うとリスティング広告(検索連動型広告)とディスプレイ広告(コンテンツ連動型広告)の2種類が存在しています。

リスティング広告とディスプレイ広告の共通点

違いを見る前にまず共通点から言いますと、

●インターネットを通じた広告である
●広告を見てほしいターゲットの層を絞って掲載できる
●クリックされる事で課金される

おおよそこのような共通点があり、この共通点を見るとそれほど違いがないようにみえます。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い

ではこの違いは一体どこにあるのでしょうか。おおまかには以下のような違いがあります。

●掲載される場所
この二つの一番簡単な違いは掲載される場所が違う事です。
リスティング広告は、皆さんがよく検索するために使う検索サイト(Yahoo!やgoogle)などで何かした検索した際に結果のページの一番上やあるいは右のエリアに様々な広告が表示されると思います。
その部分に表示されているのが、リスティング広告のエリアです。

それに対しディスプレイ広告は、ニュースサイトやポータルサイト、ブログなどの内容に連動して広告が掲載されます。
下の画像のようにYahoo!のサイトではよく、右上に画像や動画などが表示されていますがこちらはYDN(Yahooディスプレイアドネットワーク)によって広告主が掲載するバナーや動画を表示させています。

リスティング広告は興味を持っているワードで検索をかけるユーザーに対して広告を表示させる事が出来て、購入意欲が高いユーザーにアプローチする事が可能となるため興味を引きやすく、CV率(コンバージョン率)が高いといわれています。

※CV率…インターネット広告の成果を表す指標の一種で、Webサイトを訪れたユーザーのうち実際に商取引に至ったユーザーの割合のこと。
出典:Weblio 辞書

●広告の形式
両者には広告の形式においても違いがあります。リスティング広告はほぼテキスト方式での広告になりますが、ディスプレイ広告はテキストや画像、あるいは動画を用いた広告を配信することができます。

●配信の方式
配信の方式にも両者には違いがあり、リスティング広告は検索キーワードに関連した広告を結果画面に表示させますが、ディスプレイ広告はさまざまな設定によってターゲットに対して配信できるようになっています。例えば、あらかじめ指定したサイトに対し表示させる「プレースメントターゲティング」、広告対象の商品やサービスに関連したサイトに配信する「コンテンツターゲティング」、過去にサイトを訪れたことがあり、CVに繋がらなかったユーザーに対して配信する「リマーケティング」など、さまざまな方法を組み合わせて設定できるようになっています。

リスティング広告メリットとデメリット

メリット

●通常の検索結果よりも上位に表示される
●低予算(数千円)から始められる
●いつでも広告の出稿自体を止めたり始めたり出来る

デメリット

●認知の拡大やブランディングの為の広告には不向き
リスティング広告のような検索連動型広告は、商品やサービスの認知の拡大やブランディングの為の広告には不向きです。
その理由はユーザーが指定したキーワードを検索しない限り広告が表示される事がないからです。

●費用が高騰しがちである
競合が多いキーワードの場合、キーワードによっては、1クリックにつき数千円というものも存在します。そのために上位表示に莫大なコストがかかる可能性があります。

●顕在顧客をターゲットとするため限界がある
検索キーワードに対して表示させるリスティング広告は顕在顧客をターゲットとするため、潜在顧客へのアプローチができず頭打ちになり易く、ディスプレイ広告に比べてユーザー層が限られてしまいます。

リスプレイ広告のメリット・デメリット

メリット

●潜在顧客に対してプローチすることができる
アドネットワークで様々な分野のウェブサイトに広告を表示できるので商品やサービスなどを知らないユーザー(潜在顧客)にアプローチが出来る。

●コンテンツターゲティングでユーザーを絞れる
を行う事で最も関連性の高いコンテンツに広告が表示され、顧客となる可能性の高いユーザーにアプローチできます。広告のターゲットがコンテンツに関連

●広告のフォーマットを選択できる
先ほども書きましたが、テキストや画像、動画を用いた広告を配信することができますので、よりユーザーに興味を持たれるようなアプローチができる

とおおよそこのようなメリットがあります。

デメリット

●設定が難しい
細かくターゲティングができるが、使いこなすのが難しい

●売上に繋がりにくい面もある
基本的にサイト内での広告表示になるため、明確な購買目的を持っていない場合も多くコンバージョン率やクリック率が低くなる事もある

このようにネットの広告であるリスティング広告とディスプレイ広告には、それぞれに長所と短所がありますが、どのようなものを広告として掲載するのか、その商品やサービスの特性を判断することによってどちらの広告手法を選択した方がより効果が期待できるのかを選択することにより、よりターゲットに効果的な広告を配信する事が出来るようになります。

まとめ

今回はリスティング広告とディスプレイ広告とは何か?と両者の違い、メリット・デメリットについてのご紹介をしましたが、次回はディスプレイ広告の仕組みと掲載の仕方についてもう少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。

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