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Vineが閉鎖した3つの理由と、今後の動画メディアのトレンドとは?広告の運用方法からメリット

2016年の10月に閉鎖してしまったVine。

多くの人が利用していたのに、閉鎖してしまった理由をみなさんは知っていますか?

個人だけではなく、多くの企業も利用していただけあり、多くのユーザーが驚いたことでしょう。

また、今後の画像メディアのトレンドも気になってしまいますよね。

動画メディアを使用した広告による運用方法やメリットを押さえておけば、今後に活用できます。

それでは、Vine閉鎖の3つの理由、今後の動画メディアのトレンドや広告の運用方法・メリットをご紹介していきます。

Vineってどんなもの?

Vineは、6秒間の動画を作って、他のユーザーに共有できるSNSのことです。

動画はループして再生されることから爆発的な人気を呼び、2億人にも及ぶユーザーが利用していました。

TwitterがリリースしたSNSですが、元々は他の企業が立ち上げを行っており、正式リリース前にTwitterが買収を行っています。

他のSNSとの互換性が高く、動画の拡散が容易なことから、多くのユーザーから人気を集めていたSNSとなります。

Vinerと呼ばれる動画投稿者も多く活躍しており、非常にアクティブなSNSでした。

そんなVineはなぜ閉鎖してしまったのでしょうか?

Vineが閉鎖した3つの理由とは?

これほど人気のあったVineですが、突然閉鎖してしまった理由は3つあります。

「Twitterの経営不振」「Twitterで動画投稿が可能になった」「Vinerが他SNSへ移動した」が理由です。

それでは、一つずつ理由を見ていきましょう。

Twitterの経営不振

Twitterは人気のあるSNSですが、2016年には経営不振に陥っていました。

と言うのも、いくつかの大手会社へ身売りすることに失敗してしまったからです。

Googleの親会社「アルファベット」大手情報管理企業「セールスフォース・ドットコム」などへ売却を行おうとしていました。

しかし、ことごとく失敗してしまったことから、Vineのサービスを続けることができなくなってしまいます。

さらに、大規模な社員のリストラも行っており、約300名近い社員がリストラを受けたと言われています。

Twitterで動画投稿が可能になった

これまでTwitterで動画を投稿するときには、YouTubeといった動画共有サービスを利用していました。

そこで、Vineで動画を投稿してTwitterに共有させることで、2つのSNSでユーザーを獲得していました。

しかし、2015年にTwitter内で動画を投稿できるようになり、Vineの価値が薄まっていきます。

さらに、アプリやパソコンからも動画対応したため、よりVineの価値がなくなりました。

2016年にはGIFの投稿ができるようになり、Vineのループ再生と似た投稿が可能になっていきます。

同じサービスを抱えても意味がないため、Vineを閉鎖する理由へと繋がったのでしょう。

Vinerが他SNSへ移動した

Vineには多くのVinerがいましたが、さまざまなSNSへ移動しています。

YouTuberが広まったことはもちろん、Instagramへの移動が多くなっていったためです。

インフルエンサーとなるユーザーが減ってしまい、Vineのアクティブユーザーが減少してしまいました。

これにより、Vineの勢いが失われてしまったので、サービス閉鎖を決定したのでしょう。

SNSはユーザーが減ってしまうと、そのまま大打撃に繋がってしまうため、仕方ないことなのかも知れません。

今後の動画メディアのトレンドは?

動画メディアは爆発的にユーザー数を増やしており、今後も増加することがわかります。

スマートフォンの普及率から考えても、モバイル対応していない動画メディアは生き残れないでしょう。

5割以上の動画がモバイル機器で再生されており、年々増加傾向にあることがわかっています。

そのため、よりモバイル機器での再生数は増えていくでしょう。

その中でも、ライブ配信系統のメディアは、勢いのあるコンテンツとなっています。

特にLINE LIVEの配信時間は増加傾向にあり、ライブ動画の需要が高いことがわかります。

YouTube・ニコニコ動画の生放送が勢いを持っていることからも、ライブ動画がトレンドになっていくでしょう。

また、SNSのトレンドとしては、Instagramが伸びていく可能性が高いです。

月間アクティブユーザー数は8億人を突破しており、日本だけでも2000万人以上が利用しています。

多くの企業がInstagramをマーケティングに活用しており、全世界の企業アカウントだけでも1500万社以上。

SNSをマーケティングに活用するのなら、Instagramがトレンドになるでしょう。

動画広告の運用方法

それでは、動画市場を利用して広告を出していくには、どうすれば良いのでしょうか?

動画を利用してマーケティングを行うなら、運用方法を理解しておく必要があります。

一つずつ手順に沿って見ていきましょう。

マーケティングの目標を決める

動画広告を運用するなら、まずはマーケティング施策による最終目標を決定してください。

企業を認知してもらうのか、それともコンバージョン率を高めたいのか、明確な目標を持つことが大切です。

視聴回数や視聴単価・クリック単価を分析するために必要なので、必ず目標を立てておきましょう。

どのSNSを利用するか決める

動画広告の目的を決めたら、配信先を決定していきましょう。

例えば、YouTubeで動画広告を行うなら、「YouTubeTrueView広告」「バンパー広告」の2種類があります。

TrueView広告は動画前に流れる動画で、30秒間動画が再生されれば費用が発生します。

スキップ機能も付いていますので、ユーザーは動画を見なくても問題ありません。

こちらの場合、企業の認知度を高めるために使われます。

バンパー広告は動画の最中に流れる動画で、6秒間動画が再生される広告です。

動画はスキップできないので、動画が再生されるたびに費用が発生します。

強制的に動画が再生されるため、コンバージョン率に繋がりやすいでしょう。

Facebook・Twitter・LINEなど、それぞれで動画広告を出すことが可能です。

SNSで動画広告を行う場合、拡散される可能性が高いので、企業認知度を高めるのに効果的となります。

インフルエンサーが動画に触れれば、爆発的にヒットする可能性もあるでしょう。

動画広告のメリット

動画広告のメリットは「短時間のマーケティング」「動画は記憶に残りやすい」「バナー広告より見られやすい」の3つとなります。

文字や画像ではなく動画で広告を行うため、短時間で多くの情報をユーザーに伝えられます。

1分の動画は、3600ページ分のテキストと同じ情報量があるとも言われているのを知っていますか?

さらに、動画による広告はテキストの約2倍、頭に残りやすいものです。

ユーザーの深層心理に根付いてくれるため、しっかりと頭に残ってくれるのでしょう。

文字や画像で広告を行うより、動画広告の方が効果的なマーケティングが行えます。

また、動画広告はバナー広告より目に付きやすく、自然と眺めてしまうものです。

バナー広告より約14倍、動画広告の方が見られる時間が長く、視聴回数も多いもの。さまざまな面で考えてみても、動画広告には多くのメリットがあります。

そのため、マーケティングで動画広告を使わないという手はないでしょう。

まとめ

Vineが閉鎖してしまった理由は、「Twitterの経営不振」「Twitterで動画投稿が可能になった」「Vinerが他SNSへ移動した」の3つです。

あれだけ爆発的にヒットしていましたが、閉鎖も仕方ないことと言えるでしょう。

今後の動画メディアは増加することがわかっており、ライブ配信型の動画が勢いを持っていきます。

SNSならInstagramが勢いを持っているため、今後のトレンドとなっていくでしょう。

動画メディアの増加を考えても、動画広告をマーケティングに活用すれば、多くのメリットが考えられます。

みなさんもぜひ動画広告を利用して、効果的なマーケティングを行ってみてください。

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