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Webマーケティングの歴史から紐解く!ニーズに合わせたマーケティング手法と押さえておくべきポイント

従来のマーケティングをWebの世界にまで広げたのが、Webマーケティングです。現在では、Webマーケティングを取り入れていない企業は少数派と言えるでしょう。しかし、付け焼き刃でWebマーケティングをしている企業も多く、成果が伴っていないということも。

結果を出すためにも、Webマーケティング・ユーザーのニーズがどう変化してきたのか、これまでの歴史を知ることが大切です。結果的に、そこからユーザーのニーズがわかるようになるでしょう。

1990年代にWebマーケティングが初登場

インターネットの歴史が始まったのは、1960年代のことです。まだこの当時、Webマーケティングという概念はありませんでした。

初めてWebマーケティングが行われたのは、1994年のことです。アメリカの電話会社がWebサイトの広告を出したことが初のWebマーケティングと言われています。

Webサイトに広告を出すことにより、サイトの存在をユーザーに広め、アクセス数を集めることが目的でした。これまでWeb上に広告を出すことはなかったので、画期的な手法となりました。

1997年には電子メールを利用するユーザーが増えたため、メール広告の配信が行われました。携帯電話でWebを利用するユーザーが増えた1999年には、アフィリエイト広告が登場してWebマーケティングが急速に広がっていくことになります。

2000年代になりWebマーケティングは拡大

Webマーケティングは2000年代から市場を拡大していきました。ブログサービスが普及したことで、SEOやコンテンツマーケティングが重要視されていくことになったからです。

SEO、リスティング広告の登場

バナーやアフィリエイトなど掲載するタイプの広告しかありませんでしたが、ユーザーのニーズに合わせたリスティング広告が登場します。

リスティング広告は検索キーワードに対して、広告を表示させるものです。検索キーワードを意識することで、バナー広告やアフィリエイト広告より、効果的にコンバージョンを獲得できるようになりました。

ユーザーのニーズに応えたコンテンツを企業がアピールすることで、Webマーケティングの市場はどんどん大きくなっていきます。

ソーシャルメディアマーケティングの登場

2004年からSNSがWeb上に浸透したことから、ソーシャルメディアマーケティングが登場します。SNSは特定のジャンルを絞ったユーザーをターゲットにできるので、効率的にマーケティングが行えるようになりました。

ソーシャルメディアマーケティングは、短期間のマーケティングで終わるのではなく、継続的な効果を出してくれるのが特徴です。よりユーザーのニーズに合わせたマーケティングが行えるので、ユーザーの満足度も高くなります。ソーシャルメディアマーケティングは、ユーザー・企業のどちらにもリターンが大きいので、マーケティングとして広く浸透していきました。

また、ユーザビリティをWebマーケティングに取り入れ、追跡型広告やリターゲティング広告が登場したのもこの頃。追跡型広告はユーザーがコンテンツから離れた場合でも、複数回広告が表示されるので、ユーザーの購入意欲を高める効果があります。

リターゲティング広告はアクセス履歴のあるユーザーに広告を出すので、興味のあるユーザーにマーケティングが行える手法です。マーケティングで効果が得られずに離れてしまったユーザーに、よりアプローチをかけられるのでコンバージョンに繋がりやすくなりました。

スマートフォンの登場によりSNSユーザーが増大

Webを利用するユーザーが増えていく中で、スマートフォンが登場します。スマートフォンの登場により、PC向けだったWebマーケティングは、モバイルユーザーを取り入れる方向へ動き出しました。

Webマーケティングでは、画像・動画を利用した広告が拡大化していき、ソーシャルメディアマーケティング市場も拡大していきます。Twitter・Facebook・Instagramが代表的なソーシャルメディアと言えますよね。

SNSは情報の拡散が非常に早く、様々な企業がSNSのアカウントを作成し、マーケティングを行っていきました。さらに、SNSではユーザーのターゲティングが行いやすいので、効率良くマーケティングできるのが特徴です。

一方、SNSを活用すると、炎上を起こしてしまう可能性もあり、正しいマーケティング手法を取る必要があります。

インフルエンサーマーケティングの登場

SNSやブログの拡大により、マーケティング手法は変わり、インフルエンサーマーケティングが登場します。SNSやブログで、多くのファン・フォロワーを持っている人物をマーケティングに取り入れることが多くなります。

テレビで見るような芸能人やスポーツ選手が企業のCMに登場するのは、大きな影響力を持っているからですよね?

Web上で同じマーケティングを行うのなら、インフルエンサーに企業の宣伝をしてもらうことが一番です。インフルエンサーマーケティングなら、特定のジャンルに絞ったターゲティングが行えるので、効率的にコンバージョンへ繋がっていきます。ユーザーにとっても、好きな芸能人が身に付けているものや、使っているものを知れるので満足度も高いと言えるでしょう。

SNSの拡大に合わせてインフルエンサーマーケティングが登場したことは、ユーザーのニーズに対応している証拠です。インターネットの歴史・ユーザーのニーズに合わせて、Webマーケティングが変わっているのが理解できますね!

これからのWebマーケティングはユーザビリティ重視へ

最近ではユーザビリティを重視したWebマーケティングが登場しています。「ユーザーのニーズに応えられる有効性」「ユーザーが使いやすい効率性」「ユーザーの満足度」を意識していくことがユーザビリティのポイントです。特に注目されているマーケティングは、「Web接客」でしょう。

Web接客はユーザーに対して、それぞれ違う対応を取ることで、リアルなショップと同じように対応していきます。それぞれに合わせた接客を行うことで、ユーザーに満足度を感じてもらい、コンバージョンを狙うマーケティングです。

初めてコンテンツを見るユーザー、リピーターとなったユーザーのどちらにも効果的なマーケティングで、ユーザーのニーズに応えるためにも導入は進んでいくでしょう。

まとめ

今回は、インターネットとWebマーケティングの歴史についてご紹介させていただきました。Webマーケティングは、インターネットの発展とユーザーのニーズに合わせて進化してきました。

特にスマートフォンが登場してからは、SNSをターゲットにしたマーケティングや最近ではインフルエンサーマーケティングも流行ってきています。

また、Web接客を中心としたユーザビリティを重視したマーケティング手法が、着々と登場してきています。2018年はユーザビリティを重視したWeb接客が重視されていくはずです。

今後は、Web上で時間を過ごすユーザーもさらに増えていきます。ただニーズが多様化しているため、個々に合わせたWeb接客のようなマーケティングが広がっていくことでしょう。

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