最近はSNSの代表格としてTwitterやInstagramを活用して情報収集や情報発信をしている方も増えていて、毎日のように利用している方も多いのではないでしょうか?
2020年6月時点では国内月間アクティブユーザーがLINEが8400万人と一番多くTwitterが4500万人で2位となっています。その次に利用されているのがInstagramで3300万人の月間アクティブユーザー数がいるとされています。
【参考】https://blog.comnico.jp/we-love-social/sns-users
LINEについては日常のコミュニケーションツールとしてインフラ化が進んでいる事もあり、圧倒的数字ですがTwitterやInstagram,FacebookもSNSとして定着されているツールとなっています。
そんな中で最近国内月間アクティブユーザー数を増やしているツールが「note」です。
TwitterやInstagramに比べるとそれほど認知度が高いとは言えないように見えますが、それでも登録者数が4400万人で国内月間アクティブユーザー数がTwitterに次いで3位になっているツールですので無視できない存在である事は間違いありません。
サービスとしては2014年から開始されていますが、知らない方も多いと思いますので今回はこの「note」とはどんなツールでどういった特長があるのか、どのようにして使うのかを簡単に紹介してみたいと思います。
noteって何?
「note」は簡単に言うと文章や動画、画像さらには音声などを気軽に投稿することができ、さらにそれを簡単に有料化して販売することも可能なクリエイター向けのプラットホームです。
フォロワーとなってくれた読者と交流したり、自分の作品を非常に簡単に販売したりする事が出来るので自己表現が出来る場としてとても注目されています。
例えば自分の書いたノウハウ文章を販売したいなどクリエイターさんが投稿した記事を有料コンテンツとして販売する事が出来るような仕組みとなっています。
とはいえ、クリエイターだけが利用するツールと厳格化しているものではなくてブログとして利用したり、日々の事を呟いたりする場でもあります。
noteとブログの違い
基本的には「コンテンツを投稿する」といった面では「note」であろうが、ブログであろうが違いはありませんが、一番決定的な違いはコンテンツを無料で読むことができるようにできるのは勿論の事、有料化して誰でも簡単に記事などのコンテンツを販売するができる事が一番の違いです。
また、クリエイターの活動を金銭的に応援(サポート)できるクリエイターサポート機能というものもあり、読者が気に入った記事に対して100円、500円、自由金額を選択して支払う事が出来ます。
●メリット
・簡単にぐに始められる
ブログも簡単に始められますが、「note」は登録からはじめての投稿をするまでが非常に簡単で初心者でもすぐに始められます。
・noteのプラットフォームがあるから目に留まりやすい
運営が記事を紹介したり、コミュニティがあったりするため比較的に記事が目に留まりやすいプラットフォームになっている
・有料化する事で販売ができる
クリエイターが自分の作品を販売できる仕組みが無料で使える
●デメリット
・アフィリエイト広告は使えない
自身の作品の収益化はできますが、アフィリエイトのリンクは貼る事はできない
・文章のカスタマイズがほとんど出来ない
ブログのように文字の装飾などがあまり出来ずに見た目も装飾はできない
・販売の際は手数料・システムの決済手数料がかかる
決済手数料
クリエイターご自身が登録されている決済手段ではなく、購読者の決済手段によります
クレジットカード決済:売上金額の5%
携帯キャリア決済 :売上金額の15%プラットフォーム利用料
売上金額から決済手数料を引いた金額から差し引きます
有料記事、有料マガジン、サポート、サークル:10%
定期購読マガジン:20%振込手数料(売上金のお支払い時)
270円
ブログとして利用する事もできますが、ブログのように検索エンジンにかかりやすいわけではないので、単にブログという意味合いだけで使用する、あるいはアフィリエイトでコンテンツマーケティングをしたいのであれば通常のブログを利用する方がいいと言えます。
noteでできる事
ブログは長文の文章を投稿するのみの機能ですが「note」はブログと違い5種類の投稿方法を選ぶ事が出来ます。
●記事の投稿
・テキスト
通常のブログと同様に長文の文章と画像を挿入して作成できる
公開設定を押すとハッシュタグと販売価格の設定などが設定できます。
・画像
画像のみを投稿する事が出来、一度の投稿で1ファイル10MB以下で30枚までまとめてアップロードできる
・つぶやき
Twitterとほぼ同様で140文字までの文章と画像を投稿できる
・音声
サウンドを最大100MBまでのmp3ファイル,AACを投稿できる
・動画
Youtubeやvimeoの動画をURLで指定して投稿できる
●マガジン機能
複数の記事を一つにまとめてマガジンにする事が出来ます。
また、noteのアカウントを持ったメンバーを招待する事もでき、共同で運営などが行えるようになっています。
●記事や作品の販売
価格は無料アカウントの場合は 100円 から 10,000円 の間で設定でき、プレミアム会員(月額500円)になると販売価格の上限が50,000円まで設定する事が出来ます。
TwitterやInstagramのようにハッシュタグを設定する事も出来るのでユーザーが興味を持ちそうなハッシュタグを入れることにより、アクセスされる可能性が高くなります。
●他のクリエイターの記事を見る
noteには多数のクリエエイターの記事が投稿されているので、自分の興味のありそうな記事などを検索したり、ハッシュタグから表示させて閲覧する事が出来ます。
また、その記事が気に入ったらクリエイターサポート機能で寄付をしたり、有料コンテンツであれば購入する事が出来ます。
●サークルを開設あるいは参加
月額会費のコミュニティいわゆるオンラインサロンをnote上で作成する事が出来ます。
最大3つのプランを作成する事が出来て価格は100円~10,000円の間で設定可能となっています。
オーナーのみが掲示板に投稿する事が出来てメンバーはコメントをする事が出来ます。
まとめ
ブログは長文の記事を書いて公開して無料でみてもらうツールですが、この「note」はブログのような投稿をしたり、Twitterのような短文の投稿、写真だけのポートフォリオのような投稿も出来たりする情報発信をするツールです。さらには一番の特長のクリエイターが独自に販売ができるプラットフォームが用意されているという点では大きく他とは違う点だという事が出来ます。
販売をしなくても利用できて、記事も共有できる機能があるのでTwitterなどと連携して運用を行えばかなり有用な宣伝ツールになるので、もしも文章や写真などコンテンツの販売したいと思っている方は、基本的なところは無料で利用できるので利用してみてもいいのかもしれません。
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