ランディングページ
ズバリ!
ランディングページとはユーザーが一番最初に訪問したページのことです。
ランディング = 着地
という意味なので直訳すると「ユーザーが着地したページ」という意味になり、検索などで情報を探しに飛び立ったユーザーが着地したページのことをランディングページといいます。
ユーザーがホームページに訪問する際には下記のようなところから流入してきます。
- 検索エンジンから
- SNSから
- WEBの広告から
- 紙媒体の広告から
入口は何でもいいのですが、広い意味でのランディングページとは、とにかくユーザーが一番最初に訪問したページの事をいいます。
ですが、みなさん知りたいと思っているランディングページ、もしくは、どこかの業者さんから聞いたランディングページはもっと狭い範囲のものだと思います。
おそらく上にかいた③の「WEB広告から」の流入先のページのことをランディングページと呼んでいるのではないでしょうか。
例えば、ある商品の説明や、強み、口コミやデータなど、縦長のページにこれでもかというくらいに書いてあって、途中途中に購入ボタンが置かれているようなページです。
一度は見たことがあるのではないでしょうか?
凄い情報の量や、心にひびくキャッチコピーなど、それらは売上や問い合わせ率(コンバージョン)を上げるためのものなのです。
今回はコンバージョンアップに欠かせないランディングページについてお話しします。
ランディングページの成果は?可能性は?
資料請求が5倍になった!
お問い合わせが2倍近くになった!
商品の購入が1.5倍になった!
などなど、成功しているランディングページではかなりの成果があります。
制作や運用次第ではもっと成果の出る可能性があるのがランディングページです。
最近では、サービスや商品の販売だけではなく、求人募集としても使用されています。
ランディングページとホームページの違いは?
これだけ効果や可能性のあるランディングページですが、通常のホームページとどこが違うのでしょうか?
ホームページとは違う、ランディングページの特徴について見ていきます。
ランディングページの特徴
- 特定のユーザー(ターゲット)にピンポイントでアピールできる
- ユーザーの誘惑ポイントが少ないの離脱率が下がる
- イメージ(イラストや写真)が多く、見ただけでいろいろな情報が入ってくる
- ストーリー(構成)が立てれる
- ユーザーの求めている情報が集約されている
特定のユーザー(ターゲット)にピンポイントでアピールできる
あなたの会社で女性向けと男性向けのサービスを提供しているとします。
ホームページでは「サービス紹介」ページで女性向け、男性向けのサービスを紹介していますが、企業の公式サイトでもありますし、全体のデザインの雰囲気を保ったままで男女のサービスを紹介しています。
これではどっちつかずで、どちらに対しても中途半端なアピールになってしまうことが多いです。
ランディングページを使えば、女性にターゲットを絞ってアピールすることが可能です。
男性の事を考える必要はないので、ターゲットである女性向けのデザイン、文言を使ってサービスや商品のアピールすることができますし、そこから直接資料請求や購入というアクションにまで持っていくことも可能です。
ランディングページでは基本的に掲載するサービスや商品は1種類ですので、ターゲットにピンポイントでアピールすることができます。
ユーザーの誘惑ポイントが少ないの離脱率が下がる
何かのサービスを利用する時に、インターネットで調べている時のことを思い出してください。
見ているページの途中に広告があったり、右側にバナーがあったりすると気になって思わずクリックして別のページや別のサイトにいったことありませんか?
サイトの一番上と一番下にメニューがあってページを行き来しやすいので、ついつい調べていたことからずれていっていつの間にか違うものを見ていたりしたことはないですか?
通常のホームページではホームページのいろいろなページをユーザーに見てもらいたいので、メニューやバナーで関連するページや他のページへリンクしやすくなっています。
ホームページとはユーザーが自分の知りたい情報を自分で集めれるような構成になっているので、いろいろなページを行き来するのは正しい行動です。
ですが、あるサービスの申し込みをしてほしいのに、その途中で別のページやサイトに行かれては、申し込みしてくれなくなるので困りますよね。
ランディングページでは離脱ポイントになりそうな他ページへのリンクや、バナーなどは通常置かないので離脱率を下げることができます。
ランディングページは基本的にゴール(目的達成)まで一直線になっている必要があります。
イメージ(イラストや写真)が多く、見ただけでいろいろな情報が入ってくる
最近ではスマートフォンの普及もあり、スクロールしながら流し読みする傾向があります。
どれだけいいことが書いてあっても文章だけでは読む気にならないので、伝わらないことが多いです。
それに文章よりもイラストや写真の方が訴求力がグッと上がります。
SEOのことを考えると画像よりも文章(テキスト)が多い方がいいのですが、ランディングページの場合は広告と絡めたり、公式サイトやSNSからの流入を考慮した作りになっているので、画像が多めでも問題ないのです。
ストーリー(構成)が立てれる
ランディングページの説明をする際に、例としてよく使われるのが「営業マン」と「テレビショッピング」です。
成果を上げている営業マンは商品を売るためにお客さんの心理をとてもうまく誘導します。
テレビショッピングでは見ている人が買いたくなるように考えられた順序で説明やアピールをしています。
ランディングページでも同じことができるのです。
- ファーストビュー(キャッチコピー含む)でサービスを利用するとどうなるかをイメージさせます。
- メリットやベネフィットを使い得られる効果を伝えます。
- 効果が得られる理由を伝えます。
- ユーザーに「あるある」とか「そうそう」と思ってもらえるように、ユーザーの気持ちを代弁します。
- 商品への思いや差別ポイントを紹介します。
- 特典などで最後のひと押しをします。
ランディングページは1ページですので、上から順に伝えたい順番で伝えたい事を伝えることができます。
ですので、構成をしっかり作り、サービス利用までもっていくことができるのです。
ユーザーの求めている情報が集約されている
求人募集の事を考えてみましょう。
ホームページに求人募集というようなページがあればそこを見ると思います。
そこで募集内容などを見て、どういった会社なのかなぁと思ったら会社概要やサービスといったページを見ると思います。
先ほども述べましたが、ホームページはユーザーが自分で情報を集める構成になっています。
知りたい情報は自分で探して見つけなければなりません。
ですが、ランディングページは違います。
募集内容、理念、サービス内容、スタッフ紹介などなど、仕事を探しているユーザーが知りたい情報が1ページにまとまっています。
ユーザーはそのページだけ見ればいいようになっています。
簡単に情報が手に入る時代ですから、いろいろな会社の情報を集めているユーザーにとって、1ページ見るだけで必要な情報が手に入るランディングページはありがたいはずです。
また、一種のステータスにもなるはずです。
ホームページに求人情報というページがあって、募集要項が書かれているだけの会社よりも、求人に特化したランディングページを運用している会社のほうが信頼できる気がします。
それだけしっかり人材募集を行っているということですから。
費用はどれくらいかかるの?
費用は業者さんによって違うと思いますが、だいたい10万円~というのが相場ではないかと思います。
ページ数で言えば1ページですが、1ページに全てを詰め込んでいますし、成果を得るための構成を考える必要があるので、どうしても費用はかかってしまいます。
また、業者さんにお願いするときは、制作後の対応について確認してください。
制作して最初から成果がでるものはなかなかないのではないかと思います。
ですので、公開した後に解析を行って改修していくことが大切です。
もちろん費用はかかると思いますが、そういった運用面でもサポートしてくれる業者さんを探してください。
公開して終わりという業者さんでは、おそらく制作費だけしかかからないかもしれないですが、その制作費が無駄になってしまいます。
運用でもお金がかかることを覚悟しておき、その分をランディングページで回収する勢いで運用してください!
こんなランディングページはだめだ
- 文字ばかりで写真や図が少ない
- スマートフォン対応していない
- ターゲットがはっきりしていない
- ユーザーの検索意図と内容が違う
- 離脱ポイントが多い
- 構成がしっかりしていない
- 公開してほったらかしている
文字ばかりで写真や図が少ない
文字ばかりだと読む気になれませんよね・・・
それにインパクトのある図などは印象に残りやすいですし、どんどん下にスクロールして流れるように見ることができます。
スマートフォン対応していない
多いところでは70%前後がスマートフォンでのアクセスです。
もちろん業種や内容によりますが、確実にスマートフォンでのアクセスは増えています。
ですので、サイトがスマートフォンに対応していることは必要不可欠ですし、SEOを考えた場合にもスマートフォンで問題なく閲覧できないと評価が下がります。
ターゲットがはっきりしていない
誰にこのサービスを利用してほしいのか?
誰にこの商品を買ってもらいたいのか?
ターゲットがはっきりしていないと成果がでません。
ターゲットをより掘り下げてペルソナを設定し、成果の出るランディングページを運用しましょう。
ユーザーの検索意図と内容が違う
制作する前にキーワードが設定されていない場合に起こりやすいです。
とりあえずで制作してから検索してもらったキーワードを調査すると、意図しないものや、ページの内容と違ったキーワードで検索されていることがよくあります。
その場合はユーザーの求めている内容と違う場合が多いので、滞在時間が短くなり、成果が得られないランディングページになってしまいます。
最初にしっかり設定していた場合でも、いざ運用を開始すると予想と違っていたということもよくあります。
この時も、アクセス解析などを行いながら改修をしていきましょう。
離脱ポイントが多い
目移りする場所が多いと、ランディングページから離れていってしまい、これも成果のでないページになってしまいます。
例えば商品を購入させるランディングページであれば、ユーザーが商品購入の目的を達成するまでに邪魔なものは極力なくすようにしましょう。
構成がしっかりしていない
ランディングページにはストーリー(構成)があります。
その構成がしっかりしていないと、ユーザーが購入を迷ったり、最後の最後で離脱したりすることがあります。
ただ、ここは本当に難しいところなので、いろいろなランディングページを見て参考にしたり、実際にお客様に接しているときのことを思い浮かべてください。
WEBでも向こうにターゲット(ペルソナ)のお客様がいると思い、そのお客様にどういった順番で接客を行ったらいいのかを考えてください。
そして、それを業者さんに形にしてもらうとよいと思います。
大切なのは不特定多数のお客様のことを考えるのではなく、その商品やサービスを利用してくれるターゲット(ペルソナ)だけにアピールするつもりで考えてみてください。
公開してほったらかしている
プロが制作したランディングページでも、いきなり成果を上げてそのままほったらかしにしておけるというものは少ないのではないでしょうか?
ですので、アクセス解析などを行いながら徐々に成果をあげていく体制をとるのが大切です。
かならず定期的にアクセス解析などを行って成果が出ているか確認を行ってください。
まとめ
- 広い意味でのランディングページとは、ユーザーが一番最初に訪問したページ
- 狭い意味でのランディングページとは、売上や問い合わせ率(コンバージョン)を上げるために準備されたページ
- うまく運用すれば成果が何倍にもなる!
- 情報が一つのページにまとまっていて、ユーザーが自分で情報を集めなくてもいい
- ユーザーに伝えたいことを伝えたい順番で見せることができる
ランディングページがどういったものかわかりましたか?
商品販売、資料請求、サービス申し込み、そして採用など様々な種類のランディングページがあります。
デザインも楽しいものが多いので、いろいろなランディングページを見てください。
最後にランディングページの例をご紹介するのでご覧ください。
ランディングページの例
ランディングページってどういうもの?というかたや、参考のためにいろいろなランディングページを見たいという方のためにランディングページを集めているサイトをまとめました。
ランディングページはデザインに特徴があるものが多いですし、構成なんかを見るのも楽しいので、いろいろな側面から見てみてください。
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