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ホームページの原稿の書き方

ホームページを作ることになったけど、何を書いたらいいかわからないと困っていませんか?
いざ作ろうと思ってパソコンに向かうと、あなたの会社のサービスについてうまく説明できないということはありませんか?

しかも実際の業務もありますし、それが終わってからやろうと思っていると疲れてなかなかできませんよね。でも制作会社に頼むとお金がかかります。

今回は、そういった悩みを持った方のためにホームページの原稿の考え方と作り方について書かせていただきます。

サイトの目的とターゲットは決まっていますか?

まず最初に、サイトの目的とターゲットが決まっていなければ原稿などとても書けません。

誰に何をしてもらうサイトなのか?何を伝えるサイトなのか決まっていなければユーザーに伝わる原稿は書けませんよね。

目的とターゲットをなぜ決めないといけないのか?なぜ重要なのか?は下記の関連記事をご覧下さい。

・なぜ目的が必要なのか?がわかります。
ホームページの目的をはっきりさせる

・ホームページ制作時になぜ目的とターゲットが重要かわかります。
ホームページをリニューアルする際に最も重要な5つのポイント

・ターゲットをより絞り込む時の考え方がわかります。
ペルソナとは?実践で使えるペルソナの作り方

原稿作りはあなたの会社を見直すいい機会です


ホームページの原稿を作成することはあなたの会社の業務やサービス、強みや弱みを再認識できるいい機会になります。

でも、いざ自分の会社のサービスや商品の強みや、他社との違いを文章にしようとするとなかなか難しいです。
もしかしたらその原因は下記のようなものかもしれません。

  • 文章をうまく書こうとしていませんか?
  • 完璧に書こうとしていませんか?
  • 実は強みがないということはありませんか?
  • どこにでもある商品(サービス)ではないですか?
  • ホームページを何か特別なものと思っていませんか?

文章をうまく書こうとしていませんか?

完璧に書こうとしていませんか?

冒頭にも書きましたが、制作会社にライティングを依頼すると費用がかかります。

まず、そういった文章と張り合おうとすること自体が間違いです。

しかも、あなたの業種に関しては、あなたの方が制作会社の方よりも詳しいはずです。

あなただから書ける原稿があります。

実際のお客様からの声を反映したもの、サービスに対する想いなどがあるはずです。

それを想いのまま書けばいいと思います。
完璧に書く必要もありません。

制作会社によっては添削してくれる会社もあるはずです。
うまく書こうとせずに、あなたなりの文章で書いてください。

実は強みがないということはありませんか?

どこにでもある商品ではないですか?

この2つは似たようなものです。

これは致命的です。

あなたが取り扱うサービスや商品がどこにでもある(他でも取り扱っている)。
付随するサービスや特典がない。

こういった場合はいくらアピールしてもホームページから成約へ繋げることは難しいでしょう。

インターネットを使えば情報はタダで手に入り、同じサービス、似たようなサービスは比較されます。その中であなたのサービスや商品が選んでもらえる理由が必要になります。

その理由が強みであり差別化です。

もし、サービスや商品が差別化できていない場合はこの機会に見直してみてください。

ホームページを何か特別なものと思っていませんか?

ホームページを会社の中でどういった位置づけと考えていますか?

「ホームページ」と聞くと何か独立した特別なものと考える方がいらっしゃいます。
でもそれは違っていると思います。

会社としての目標、成し遂げようとしていることがあると思います。
ホームページはそれを達成するツールの一つと考えてください。

そう考えれば、ホームページの原稿作りも「やらなければならない事」と思えませんか?

デザインは考えなくていい

デザインは制作会社にまかせましょう。
あなたの考えた原稿がよりユーザーに伝わるようにする、ユーザーが迷うことなく目的を達成できるようにする、それがデザインするという事と思っていただければよいかと思います。

ただ、デザインは全くわからないから、センスがないから・・と勧められるままになるのはやめましょう。なぜなら、そのホームページを見る人はおそらくあなたと同じくデザインに関してわからない人が多いと思います。

そのような人の目線になって見るようにしましょう。分かりにくいところはないか?サービス、商品とイメージがかけ離れていないか?などを意識して見るようにしましょう。

そして、分からないことがあれば制作会社に聞いてください。

何でここにボタンがあるんですか?

どうしてこの色なんですか?

分からないことは聞くべきですし、制作会社は説明してくれるはずです。
デザインにはひとつひとつ意味があります。

ユーザの目線の流れがこうなので、ここにボタンを設置します。

このホームページのユーザーの年齢層を考えてクリックされやすい色にしました。

などなど、ユーザーのことを考えてデザインされているかの確認をすることにもなります。

SEOは考えなくていい

SEOも意識しなくていいのですが、原稿を書くときにひとつだけ意識してほしいことがあります。

それは

ユーザーのことを考え、ユーザーの悩みを解決できる原稿を書く

という事です。

検索エンジンの事を考えて書くのではなく、ユーザーの事を考えて書いてください。

ユーザーはどんな情報を求めてあなたのホームページにくるのか?
ユーザーにどんな情報を与えれば悩みを解決できるのか?

を意識してください。

最近の検索エンジンはとても賢いです。検索する人が何を求めているのか?何を解決したいのか?という事を理解して検索結果を返しています。
ユーザーの事を考えて作られた文章は検索エンジンに評価され、ユーザーの目につくようになります。

そうすれば自然とSEOにも繋がります。

SEOを意識するのではなく、ユーザーを意識して原稿を作って下さい。

簡単な原稿の作り方(構成)

原稿を作る際の一つの例として下記のような構成があります。

  • タイトル(h1)
  • ブロック
    • 見出し(h2)
    • 画像
    • 説明

h1、h2というのは検索エンジン向けに文章構造を伝えるタグです。公開ページ(実際の画面)には表示されませんが、ソースに書くことで検索エンジンに文章構造を伝えることができます。
人にわかりやすい文章構造は検索エンジンにもわかりやすいのです。

タイトル

ページのタイトルになります。
メニュー名と同じものがつけられる場合が多いです。例えば、サイトのメニューに「サービス案内」というものがあるとします。そのページのタイトルが「サービス案内」になります。
これは、検索した時に表示されるタイトルと同じですのでSEO的にも重要なのですが、ここでもSEOのことは考えずに、ユーザーに分かりやすいものを付けてください。

何度もいいますが、ユーザーの事を考えて作ったものはSEOにも繋がります。

ブロック

見出し + 画像 + 説明

をひとまとまりにしてブロックと呼びます。

このブロックを繰り返して使い、ページを作っていくイメージです。

見出し

そのブロックの中に何が書かれているかを書いたものになります。

画像

写真や画像を入れます。
画像の数は特に気にしなくてよいと思います。あなたが準備する場合は、写真の良し悪しは別として準備できるものすべてを制作会社に渡せばいいと思います。
そこからどれを使うか、どのように使うかを制作会社と話してください。

文章だけではユーザーは読む気になれませんし、飽きてしまいます。
文章を分かりやすく画像にしたものやイメージ写真などを使用します。

写真は非常に重要です。写真ひとつで印象が全然違ってきます。
最近ではスマートフォンのカメラの性能が上がっていますのでご自分で撮られる方もいらっしゃいますが、心配な場合はカメラマンに依頼するなどしましょう。

一眼レフカメラも流行っていますので、お持ちの方は下記の記事もお読みください。
一眼レフカメラの基本と初心者でもプロっぽくなる撮り方のコツ

説明

結論から書く

結論から書いてください。

だらだら長文を書いても結局何がいいたいの?という文章を見たことありませんか?
読む側にとっても、欲しい情報がどこに書いてあるかわからない文章は読んでいて苦痛になります。

選択する理由をはっきり、わかりやすく書く

あなたのサービス、商品を選択する理由をはっきり、わかりやすく書いてください。
強みや他との差別化出来る事を具体的な数字を入れたりして書いていきます。
選ぶ根拠がないと選ばれることはありません。

文章量や文字数は特にきにしない

強みを伝えるのに100文字や200文字で終わることはないと思います。
長すぎるのもユーザーは飽きて読んでくれません。

ですが、文字数などは気にせずに、とにかく書いてください。
まずは箇条書きで書き出してから文章にしてもいいですし、ひたすら思うままに書いてもいいです。

完璧に書かなくてもいいので、書いてから制作会社に添削してもらったり、自分で見直してください。

説明を書くときの注意点まとめ

  • まず結論を書く
  • あなたのサービス、商品を選択する理由をはっきり、わかりやすく書く
  • 専門用語はなるべく使わずに分かりやすく書く
  • 箇条書きや表なども使う

原稿を書くときにやってはいけないこと

原稿を書いたり写真を用意する時にやってはいけないことがあるのをご存知ですか?
これを知らないとある日突然、損害賠償を請求されることもあります。

他のサイトの原稿を断りなく使う

原稿を書く際に、他の会社のサイトを参考にしたり、書物を参考にしたりすることがあるかもしれません。
「この文章いいなぁ」とか「この内容はうちと同じ」だからといって、そのまま文章まるパクリしてはいけません。
制作会社はあなたから受け取った原稿を基本的にはそのまま使用します。
公開後に原稿を持ってきた所から連絡があり、問題になっても制作会社は責任をとれません。

どうしても使用したい場合はその文章の管理者に確認をとってください。

写真を勝手に使う

写真も文章と同じです。
人がとった写真、インターネットで見つけた写真を勝手に使用してはいけません。
あなたが撮った写真でも、他人が写っているものはその人に許可をとる必要があります。

フリー素材を扱うサイトもたくさんありますが、サイトごと、写真ごとに使用できる範囲が決まっています。
各サイトには利用規約が準備されているはずですので、利用する際には必ず読むようにして下さい。

こちらも、どこかで公開されているものを使用する際は、管理者に確認をとってください。

まとめ

自分の会社の事、サービス、商品について原稿を書けないわけがないと思ってください。
書けないには理由があるはずです。

時間がない、うまく書けないという方がとても多いです。
まずは、ホームページはあなたの会社にとって何かを成し遂げるためのツールの一つと思ってください。その制作の時間をとらないのはおかしいですよね?ひとつの業務なのですから。

それから原稿はうまく書けるわけがありません。私もブログを書いていますが、うまく書けません。なので、うまく書こうとか完璧に書こうという考えはしないようにしています。

ある程度構成を考えたら書き始めます。そして後から見直しておかしなところをなおしていきます。

心掛けているのは

読む人の事を考えて書く

ということです。ユーザーはどんな悩みをもってこのページを見てくれて、どんな解決方法を望んでいるのか?というのを考えます。

みなさんも、原稿を書くときには、どんな人がどんな悩みをもって見るのかを考えてください。そしてそのユーザーがどんな解決策を望んでいるのかを考えて書いてください。

ユーザーの事を考えて作った原稿はSEO対策にもなりますので、そのことを考えて原稿作成がんばってください。

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