記事(ブログ)をたくさんの人に読んでもらうためには、その記事のタイトルを読みたくなるようなものを付けることが重要です。
記事タイトルが魅力的であれば、それにつづく文章を「読みたい」と読者に思わせることができます。
ここでは、記事を読みたくなるようなタイトルの付け方を5つご紹介します。
記事の内容と一致している記事タイトルにする
記事タイトルを付ける大前提として、タイトルと記事の内容を一致させる必要があります。
例えば、記事のタイトルが「人生を無駄にしないための時間管理法」というタイトルだったのに、読んでみたら上司との飲み会に時間を取られたことに対する愚痴だったり、休日をネットサーフィンに費やしてしまったことへの後悔だったりしたら、読者は失望するでしょう。
なぜなら、読者が知りたいのは時間管理法なのであって、あなたの愚痴や後悔ではないからです。
あるいは、「芸能人Aが結婚!?その真相に迫る」というタイトルだったのに、読んでみたら憶測の域を出ない内容だったとしたら、読者の信用を失うでしょう。過剰なタイトルで読者を惹きつければ、一時的にアクセスは増えるかもしれません。
しかし、中身のない文章を読まされた読者は、あなたのサイトから離れてしまいます。
もしサイト運営の目的が「商品を購入してもらうこと」などである場合、信用を失うことは最大の痛手と言えます。タイトルは必ず記事の内容と一致したものを付けるようにしましょう。
SEOを意識したタイトルにする
読者に読まれる記事にするためには、SEOを意識してタイトルを付けることが重要です。SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、日本語では検索エンジン最適化と言います。
検索エンジンの検索結果で上位に表示されるなど、自分のサイトがより多く露出するようにする施策を指します。
最近では、TwitterやFacebookなどのSNSからブログやサイトに流入するケースも増えましたが、依然として一番多いアクセス元はGoogleなどの検索エンジンだと言えます。検索エンジンの上位に表示されやすいタイトルを付ければ、その記事はたくさんの人に読まれる可能性が高くなります。
そこで大事になってくるのが、「キーワード」の考え方です。Google社の「キーワード プランナー」というウェブサイトで特定のキーワードを検索すると、その言葉がどのくらい検索に使われているかを知ることができます。
せっかく良質な記事を書いても、よく検索されるキーワードがタイトルに含まれていなければ、その記事が検索エンジンで上位表示されることはありません。タイトルを決める前に、一度キーワードプランナーで検索をかけてみて、そのキーワードに検索需要があるかを確かめるようにしましょう。
キーワードは読者が検索しそうな言葉を想定して決めるのがコツ!
タイトルに含めるキーワードを考えるときは、どういう人がその記事を読みに来るのかをまず想定してみましょう。
例えば、記事内容が「忙しい人が時間を確保するためには?」だとしたら、そういう記事を読みたい人が、どのようなキーワードで検索をかけるのかを考えるのです。
そして、「時間がない」というキーワードを思いついたら、それを元にしてタイトルを付けます。「時間がないのは会社のせいじゃない!人生を2倍生きるための方法5選」というタイトルなら、検索上位に表示される可能性は高くなりそうですね。
具体的な数字を入れたタイトルにする
記事タイトルに具体的な数字を入れることも、読んでもらいやすい記事にするには有効な方法です。数字は対象物の大きさをより鮮明にイメージさせることができます。
例えば、「多くの人を満足させた自己啓発セミナーの内容をご紹介!」とするよりは、「受講生105人のうち97.5%が満足したと回答!自己啓発セミナーの内容をご紹介!」とした方が、読者はイメージしやすいでしょう。
「多くの」という言葉では、人によってとらえ方に差が生まれます。それに対して、「受講生105人のうち97.5%」というように具体的な数字を示すことで、実際のセミナー会場の規模や受講者数を思い浮かべやすくなります。こうしたリアリティーが読者を惹きつけるのです。
また、数字はできるだけ細かく設定することもポイントです。「およそ100人」と書くよりも「105人」とした方が、記事の信憑性が増すので覚えておきましょう。
読者の関心を引くようなタイトルにする
読者の関心を引くようなタイトルにすることも重要です。「このタイトルは自分のことを言っている」と、読者が当事者意識を持ってくれるようなタイトルを考えましょう。
ここでは、代表的なタイトルの付け方を3つご紹介します。
問いかけを入れる
タイトルに問いかけを入れると、その記事は読まれやすくなります。例えば、仕事で成果を上げたいと考えている人は、まだ満足のいく成果を出せていないことが想定されます。
この場合、記事タイトルを「仕事で成果を上げる方法を徹底紹介!」とするのではなく、「なぜ仕事の成果が上がらないのか?できる人間のやり方を徹底紹介!」とした方が、悩みを抱えた読者の興味を引くことができるでしょう。
焦燥感を含ませる
読者が潜在的に感じている不安を見抜いて、それを解決するようなタイトルを付ける方法もあります。
例えば、「未来につながる20代の人生設計」とするよりは、「20代の取り組みで人生が決まる!30才までにやっておきたい5つのこと」とした方が読まれやすくなります。30才までという制限をかけることによって、対象読者には「手遅れになりたくない」という焦燥感が働くからです。
「誰にでもできる」ことを強調する
誰にでもできることを強調したタイトルにするのも有効です。どれだけ優れたノウハウであっても、「あなただからできたんでしょ?」と思われては、読者の気持ちが離れてしまいます。
例えば、「誰にでもできるダイエット法」という記事内容だとしたら、「どんなダイエットも挫折してきた私が無理なく続けられた」というように、具体性をもたせると読者は親近感がわくものです。
読者を尻込みさせるのではなく、「自分でもできそうだな」と思ってもらえるような優しいタイトルを心掛けてください。
30文字前後のタイトルにする
記事タイトルの文字数も重要なポイントです。
一般的に、インターネットの世界では全角で30文字前後のタイトルが最適と言われています。なぜなら、検索エンジンで表示されるタイトルは、それ以上を超えると「…」と表示されるようになるからです。
全角30文字前後という限られたスペースの中で、いかに読者の興味を惹きつけることができるかが勝負となります。
タイトルの構成を、「キーワード部分」と「読者の興味を惹きつける部分」に分ける
全角30文字前後のスペースを有効に使うには、「読者の興味を惹きつける部分」と「キーワード部分」に分けることを心掛けましょう。
例えば、「あっという間に痩せていく!?メタボに苦しむ30代のためのダイエット」のように、前半と後半でタイトルの目的を分けるのです。
この例だと、前半に読者の興味を惹きつける感情表現を入れ、後半で検索エンジンに上位表示させるためのキーワードを入れています。これで32文字です。うまく収まりましたね。
このように、記事タイトルの付け方には5つの重要なポイントがあります。
タイトルは、あなたが書いた記事の入り口です。できるだけ入りやすいタイトルを付けることが、たくさんの人に記事を読んでもらう第一歩なのです。
ちょっと意識してブログのタイトルをつけるだけでアクセスが大きく変わることもあります。
ぜひ実践してみてください。
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