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Googleアナリティクスでのコンバージョン設定

この記事のContact Form7側のコンバージョン設定で使用しているon_sent_okは2017年中に非推奨になります。別の方法につきましては後日ご紹介予定です。

こんにちは。今回はGoogleアナリティクスでのコンバージョン設定の仕方をご紹介します。
コンバージョンとはサイトの目的がどれだけ達成されたかを示す指標と思っていただいて問題ありません。
Googleアナリティクスの設定方法につきましては下記の記事をご覧ください。
意外と簡単だった!Googleアナリティクス導入時の設定手順

コンバージョン設定の大切さについては他の記事でもうるさい位に書かせてもらっています。
コンバージョンは設定した目標の達成率を知る上で重要な指標ですので、コンバージョンを設定していないとどれだけサイトの改修を行ってもその効果を計測することができません。皆さんも必ずコンバージョン設定を行っておきましょう。
今回はGoogleアナリティクスにてコンバージョン設定する方法をご紹介しますが、おまけとしてWordPressのContact Form7でフォームを作成しているときのコンバージョン設定の仕方についてもご紹介します。

Googleアナリティクスでは4種類のコンバージョンが計測できる

Googleアナリティクスでは4種類のコンバージョンが計測できます。
あなたのサイトの目標に応じて何を計測するのかを決めてください。

到達ページ

おそらく到達ページをコンバージョン設定される方が多いのではないでしょうか。
その名のごとく、目標のページに到達した時点でコーンバージョンとなります。
「到達ページ」は下記のような場合に使用します。

  • お問い合わせフォームからの問い合わせを計測したい
  • 商品の購入を計測したい
  • ある特定のページに到達した数を計測したい

「到達ページ」は、「あるページ」にアクセスされた数なので結果がとても分かりやすいので、みなさんもイメージしやすいのではないでしょうか。

滞在時間

滞在時間はサイトにどれだけ滞在していたかを計測する際に設定します。
「滞在時間」は下記のような場合に使用します。

  • コミュニティサイト
  • ショッピングサイト
  • WEB上での講座や勉強サイト

「滞在時間」は「そのサイトに長く滞在してもらっている=サービスに満足してもらっている」ととらえられるようなサイトなどに設定されます。
ユーザー同士コミュニケーションが図れるサイトなのに、滞在時間が短いのはどこかに問題がある可能性があります。
また、動画で講座を配信しているのに動画よりも短い滞在時間の場合は、その動画に問題があるかもしれません。
とにかく長い時間滞在してもらいたいサイト、ユーザーが長い時間滞在することがサービスの利益につながるサイトなどで設定するとよいかもしれません。
ただ・・これは特にコンバージョンとして設定しなくても「平均セッション時間」などでもカバーできるかもしれません。

ページビュー数/スクリーンビュー数(1セッションあたり)

ページビュー数はWEBサイトでの閲覧数、スクリーンビュー数はアプリからの閲覧数です。
1セッションのうちに何ページ見られたか?というのを計測するものです。
これもとくに設定しなくても「ページ/セッション」でカバーできると言えばカバーできます。

イベント

イベントはユーザーが指定のアクションを起こした数を計測します。
例えば、WEBだけでは伝えきれない商品の性能をPRするPDFを用意し、ボタンを押すとダウンロードできるようにしておきます。そのダウンロードボタンが押された回数を計測できます。
実店舗においたチラシであれば、どれだけ減ったかはわかりますが、WEBでダウンロードできるようにしておいても、何もしなければどれだけダウンロードされたかは計測できますからね。

Googleアナリティクスでコンバージョン設定する方法

今回はお問い合わせされた場合をコンバージョンとします。
それではGoogleアナリティクスにログインしてください。

目標メニューをクリック

①左の歯車メニューをクリックします。

②「目標」をクリックします。

左メニューに「発見」というメニューがあるのを知っていますか?
最初に見つけた時はまさに「発見」でした。中身は押してからのお楽しみなので、あなたも一度「発見」してみてくださいね。

新しい目標を追加

「新しい目標」をクリックします。
ここは作成した目標の一覧が表示される場所です。

目標設定

①「目標設定」の「カスタム」を選択します。

②「続行」をクリックします。

目標の説明を追加

①目標の名前を入力します。
今回はお問い合わせ完了のコンバージョンを計測したいので、わかりやすく「お問い合わせ」としておきます。

②目標スロットID
設定した目標を見分けるためのIDとでも覚えといてください。20個まで設定可能です。
また、このIDは5個までひとつのグループとしてまとめておくことができます。21個以上設定したいという欲張りさんは該当のプロパティにビューを追加することでできるそうです。そんなに多くの目標を管理できるのかの方が心配です。

③タイプを選択
最初に紹介した4種類のコンバージョンから、使用するタイプを選択します。
今回はお問い合わせ完了ページを計測するので「到達ページ」を選択します。

④「続行」をクリックします。

目標の詳細

①到達ページ
コンバージョンの発生するページを入力します。
今回の場合はお問い合わせ完了ページのURLを入力します。

ひとつ注意することがあります。ここで設定するURLは、アナリティクスで計測できるURLに限ります。
設定するページのアクセス数が取得できていれば問題ありませんので、怪しい場合は計測されているページか確認してください。

②値
値?なんの?ですよね。
商品が売れた場合のコンバージョンだとわかりやすいので、それを例にお話しします。
500円の商品が売れた場合のコンバージョンを計測する場合は、ここが500円になります。実際にはドル表記ですが。
ただ、今回のようにお問い合わせを設定した場合にはお問い合わせされたからといって500円の売り上げにはなりませんよね。でも、この場合は将来的にこのお問い合わせが売り上げにつながる価値があるものであれば、「値」を設定しておくと、その計測が可能になります。

③「保存」
お疲れ様です。これでコンバージョン設定完了です!
最後に実際に送信してみてコンバージョンが取得出来ているか確認してくださいね。

「目標プロセス」をオンにすると、目標到達ページまでの経路を解析できます!
今回のようなお問い合わせページであれば、入力画面→確認画面→完了画面という流れが多いと思います。
完了画面まで行かずに入力画面での離脱が多い場合は、入力項目の量や内容、ユーザビリティなど、どこかに問題があることが考えられます。
離脱ポイントを探して対応することが可能になるので、ぜひとも設定しておきたいですね。

目標設定完了!

先ほど保存した目標が表示されています。目標の名前をクリックすれば編集などが可能です。

WordPressのContact Form7でのコンバージョン設定

WordPressのContact Form7でのコンバージョン設定する場合は「イベント」を登録します。
送信完了ページを計測したいので「到達ページ」じゃないの?って思いますよね。
実際にContact Form7でフォームを送信してみるとわかりますが、入力画面と送信完了画面のURLが全く同じになっています。
これでは、送信完了画面だけ測定するのは不可能ですよね?そこで「イベント」の出番です。

Contact Form7側の設定

Contact Form7側のコンバージョン設定で使用しているon_sent_okは2017年中に非推奨になります。別の方法につきましては後日ご紹介予定です。

従来のGoogleアナリティクスタグを使用している場合

従来のGoogleアナリティクスタグを使用している場合はContact Form7の「その他の設定」に下記のコードを張り付けて保存してください。

on_sent_ok: “_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘Contact Form’, ‘Submit’]);”

ユニバーサルアナリティクスタグを使用している場合

ユニバーサルアナリティクスタグを使用している場合はContact Form7の「その他の設定」に下記のコードを張り付けて保存してください。

on_sent_ok: “ga(‘send’, ‘event’, ‘Contact Form’, ‘submit’, ‘お問い合わせフォーム送信’, 1);”

Googleアナリティクス側の設定

この記事を最初から読んで「Googleアナリティクスにてコンバージョン設定する方法」を読んだ人は下の「目標の説明を追加」から読んでください。
「目標の説明を追加」までは「Googleアナリティクスにてコンバージョン設定する方法」と同じです。

目標メニューをクリック

①左の歯車メニューをクリックします。

②「目標」をクリックします。

新しい目標を追加

「新しい目標」をクリックします。
ここは作成した目標の一覧が表示される場所です。

目標設定

①「目標設定」の「カスタム」を選択します。

②「続行」をクリックします。

目標の説明を追加

①目標の名前を入力します。
今回はお問い合わせ完了のコンバージョンを計測したいので、わかりやすく「お問い合わせ」としておきます。

②目標スロットID
設定した目標を見分けるためのIDとでも覚えといてください。20個まで設定可能です。
また、このIDは5個までひとつのグループとしてまとめておくことができます。21個以上設定したいという欲張りさんは該当のプロパティにビューを追加することでできるそうです。そんなに多くの目標を管理できるのかの方が心配です。

③タイプを選択
最初に紹介した4種類のコンバージョンから、使用するタイプを選択します。
Contact Form7で計測する場合は「イベント」を選択します。
ここが先ほどの「Googleアナリティクスにてコンバージョン設定する方法」と違うところです。

ここが先ほどと違うところです。Contact Form7の場合は「イベント」を選択しましょう。

④「続行」をクリックします。

目標の詳細

①カテゴリ
「Contact Form」と入力します。

②アクション
「Submit」と入力します。

ラベル、値はデフォルトのままです。

③「保存」

お疲れ様です。これでContact Form7のコンバージョン設定完了です!
最後に実際に送信してみてコンバージョンが取得出来ているか確認してくださいね。

まとめ

コンバージョン設定は非常に大切です!
「サイトの目標とターゲットは絶対に決めること!」と何度も何度も言っていますが、その目標が達成できているかどうかを計測するためにコンバージョン設定が必要なんです。
なので、サイトを作る際に必ず行う「目標とターゲット設定」とセットにして「コンバージョン設定」も行うようにしましょう。

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