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モバイル電子マネーとQRコード決済の違いって何?結局どっちがいいの?

前回PayPayの事について書きましたが、巷ではスマホ決済が普及してきていて様々なサービスが立ち上げられてきています。その中でも今はQRコード決済がポイント還元などのメリットがあり使用している人も増えてきている現状です。
ですが、QRコード決済が普及する以前からスマートフォンで決済する事ができるモバイル電子マネーは存在していました。例えばsuica,nanaco,WAON,楽天Edyなどがそれにあたります。
特にSuicaは通勤時の交通機関の支払いで利用している人も多いのではないでしょうか?

知っている人は当然知っていると思いますが、このモバイル電子マネーとQRコード決済は両方ともスマートフォンアプリを利用したりして現金を持たずに決済ができるサービスですが、この2つのプラットフォームの違いってご存知でしょうか?
利用していない人にとっては「何が違うの」「結局どちらがいいの」と疑問に思う方もいると思います。書いている私も結局何が違うのか?どちらを使った方がいいのかふと疑問に思いましたので、今回はこの2つのプラットフォームの違いについて見てみたいと思います。

モバイル電子マネーとQRコード決済の違い

先ほども書きましたが、スマートフォン決済には大きくモバイル電子マネーとQRコード決済があり、様々な会社が展開をしています。
楽天Edy,Suica,WAON,nanacoなどがありますが、iPhone単体で利用できるサービスはSuicaのみになっています。iPhoneなどで楽天Edy,WAONを使用するためには別途iPhone専用パソリ(RC-S390)を購入する必要があるようです。
とはいえ、もしiPhoneでSuicaを利用するという形であればモバイルSuicaをApple payに登録しておけばQRコード決済と同様に便利に使う事ができます。またクレジットカードも登録できますので、使用できる店舗ではQRコード決済と同様に素早いお買い物ができます。

共通するメリット

双方に色々な違いはありますが、基本的には下記の共通したメリットがあります。
●現金を持ち歩かないで決済ができる
●現金のやりとりがない分、スムーズな支払いが可能
●簡単に始められる
●セキュリティがしっかりしているので安全

おおよそ以上のような共通なメリットがありますが、そのサービスには各社違いがあるのでその違いを見てみたいと思います。

決済の仕方

電子マネー QRコード決済
非接触決済(FeliCa技術ベース) QRコード

電子マネーの場合の買い物時の決済の方法はFeliCaなどの非接触決済が使われています。そのため店舗などにある専用の端末にかざすだけで決済が終了できるというメリットがあります。
また、スマートフォンのバッテリーが切れてもしばらくは使えるのは電子マネーの良さでもあります。
一方でQRコード決済の場合は、一度スマートフォンのアプリを立ち上げてQRコードを表示して読み取ってもらうか、自分でQRコードを読み取って金額を自分で入れるかなどの手順が必要となるため少し手間がかかります。

支払いタイプ

電子マネー QRコード決済
残高からの支払い 残高からの支払い
クレジットカードによる支払い
(LINEpayは残高からの支払いのみ)
(楽天Payはクレジットカード決済による後払いのみ)

おおよその電子マネー決済はクレジットカードからの決済はできません。(クレジットカードからのチャージは可能)
※電子マネーはiPhoneの場合はApplepayに対応したクレジットカードを登録しておけば、クレジットカードでの支払いが可能になります。
登録したクレジットカードにより自動的にidやquickpayなのかが決められます。
QRコード決済もおおよそのサービスでクレジットカードでの決済に対応していますが、Linepayは対応していないようです。

チャージの上限

電子マネーの場合は残高にチャージをする事で決済が可能ですが、それぞれのサービスによって上限が設けられています。
□主な電子マネーのチャージ上限

楽天Edy 楽天Edyの残高は50,000万円が上限
1回のチャージ上限25,000円です。
一日あたりのご利用可能な回数等についての制限はございません。
nanacoモバイル チャージ上限50,000円
1回のチャージ上限30,000円 
1ヵ月 15回 / 1日 3回まで
利用金額1ヵ月 20万円まで
モバイルSuica 1回のチャージ上限10,000円
チャージ上限20,000円
WAON 1回のチャージ上限20,000円
手続きをすると49,000円
チャージ上限20,000円
手続きをすると50,000円

□主なQRコード決済

楽天Pay 楽天ペイは1回の支払いにつき最大50万円まで
PayPay 過去24時間 50万円
過去30日 200万円
青いバッジがついている+本人認証設定済みクレジットカード
過去24時間 25万円
過去30日 25万円
本人認証設定済みクレジットカード
過去24時間 2万円
過去30日 5万円
本人認証未設定クレジットカード
過去24時間 5,000円
過去30日 5,000万円
Yahoo!マネー
過去24時間 50万円
過去30日 50万円
LINEpay 状況により細かく決められています。
下記のサイトで分かりやすくまとめられています
https://coin-with.com/cashlesspayment/linepay/limit-linepay/

セキュリティの観点から各社で様々な上限が設けられているので、利用する際は注意が必要です。

ポイント還元

□主な電子マネーのポイント還元

楽天Edy 楽天Edyは利用時に200円あたり1ポイント
Edy付の楽天カードでチャージすると合計で200円あたり1ポイント
nanacoモバイル 200円(税抜)ごとに1nanacoポイント
セブンカード・プラスからnanacoへチャージすると200円(税抜)ごとに1nanacoポイント
モバイルSuica Suicaポイントクラブに加入すると
お買い物すると、100円~200円で1ポイント
WAON 200円(税込)お支払いごとに1ポイント
あらかじめ電子マネーWAON会員(所有者情報登録)の登録が完了された電子マネーカードを所有の場合はイオングループの対象店舗で基本の2倍ポイント
指定のカードからのチャージで200円で1ポイント

□主なQRコード決済

楽天Pay 200円あたり1ポイント 
クレジットカードを楽天カードにすると200円あたり3ポイント
PayPay PayPay残高、Yahoo!マネー、Yahoo! JAPANカード利用で3%
その他のクレジットカードでの利用0.5%となる。
LINEpay マイカラープログラムにより、カラーによって前月の使用状況によって還元率が変化する
グリーン 2% 前月10万円決済、5人以上の送金
ブルー 1% 前月5万円以上決済、3人以上の送金
レッド 0.8% 前月1万円以上決済、1人以上の送金
ホワイト 0.5% 前月0円〜9,999円の決済

各社ポイント還元は設定がありますが、キャンペーンなどで変わったりしますので細かくチェックしておいた方がいいと思われます。

まとめ

電子マネーとQRコード決済はとても似ていますが、使う人のシーンによってどちらが適しているのか変わってきます。
例えば通勤の電車と買い物を両方したいというのであれば、電子マネーのモバイルSuicaを利用する方が便利になります。また扱っている店舗もそれぞれ違いがありますので自分の生活の中でどれが一番使う頻度が高いかなどで使い分けをしていく方がかしこい利用の仕方になるのではないかと思います。

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