運用のコツ/考え方

レポート作成は5分で完了!Google Data Studio(Googleデータスタジオ)の使い方

Googleアナリティクスのデータなどを会議で使用したり、お客様と共有する際にどうしていますか?
Googleアナリティクスの画面を見せてもいいのですが、見慣れない人にとっては見方がわからないので見た瞬間に嫌気が差してしまう場合もあるかと思います。

そんな時に大勢の人が親しみやすかったり、パッと見て分かりやすいのがグラフなどを使用したレポートですよね。

ですが、自分でレポートを作ろうとするとデータをまとめたり、グラフを作成したりといろいろと面倒な事が多いです。

今回はそんなレポートを無料で、しかも簡単に作れるGoogleデータスタジオをご紹介します。

Googleデータスタジオは、現在はβ版ですの、今後どのようになるかはわかりませんので、その点はご了承ください。

Googleアナリティクスの設定がまだの方は下記の記事もご覧ください。

この記事もお読みください
「Google Data Studio テンプレート」と検索してくださる方が多いので、テンプレート制作方法の記事も追加しました!

Googleデータスタジオとは?

データを連携するだけだから5分でレポートが作成できる

Googleデータスタジオはお持ちのGoogleアナリティクスや、サーチコンソールのデータと連携するだけでレポートが作れてしまいますので5分ほどでレポート作成が完了します。

一度作ってしまえば表示するレポートの期間を変更するだけなので5分もかからずレポートが作成できます!

レポートにする理由としては、あなたや第三者など、見る人がわかりやすくなるということです。

例えばGoogleアナリティクスでページビューの数だけを見たいのに、離脱率やセッション数など、その時に必要のないデータも表示されていては見にくいですし紛らわしいですよね。

また、別のデータを見ようとするとページを移動して、データの表示条件を変更して・・・と面倒です。

ですが、Googleデータスタジオではレポート作成時に必要なデータだけを表示することが可能です。
しかも、必要なデータだけを集めて同じページに表示できますので、ページを行ったり来たりする必要もありません。

これはレポートを作成するあなたも分かりやすいですが、同じデータを見る第三者の人にも分かりやすいものを作れるというメリットがあります。

レポート作成手順

Googleデータスタジオでレポートを作成する場合には2つのパターンがあります。

  • 用意されているテンプレートを使う、またはテンプレートを元にレポートを作成する
  • レポートを一から作成する

最初はテンプレートを見てレポートがどういったものかを見てみるのがいいと思いますので、今回はテンプレートを使用してレポートを作成する手順をご紹介します。

Googleデータスタジオで用意されているテンプレートは、普段レポート作成時に必要なものが組み込まれているのでそのまま使用してもよいレポートが作成できるようになっています。

もちろん、用意されたテンプレートを元にオリジナルのレポートを作成することも可能です。

Google Data Studioにアクセス

Google Data Studioにアクセスします。

  1. 「DATA STUDIO を起動する」をクリックします。

Google Data Studio ホーム画面

「DATA STUDIO を起動する」をクリックすると下記のホーム画面(トップページ)が表示されます。

  1. テンプレートを使用しないでレポートを一から作る時に選択します。
  2. 用意されたテンプレートからレポートを作る時に選択します。
  3. 今までに作成したレポートが表示されます。
  4. クリックすると、他のテンプレート一覧が見れます。

④の部分をクリックしたときに表示されるテンプレート一覧です。

以下のテンプレートが用意されています。

  • Acme マーケティング(Google Analytics)
  • Search Console Report(Search Console)
  • AdWords サマリー(Google Adwords)
  • YouTube チャンネル(YouTube Analytics)
  • 世界人口データ(Google Sheets)
  • e コマース(クリック単価)(Google Analytics + Adwords)
  • Google Merchandise Store(Google Analytics)
  • オリンピック テレビ広告の成果
  • Firebase Events Report
  • Firebase User Properties Report

テンプレートを使ってGoogleアナリティクスのレポートを作ってみる

今回はよく使うであろうGoogleアナリティクスのレポートをテンプレートを使って作成を行います。

Googleアナリティクスの設定がまだの方は下記の記事もご覧ください。

Acme マーケティング(Google Analytics)をクリックします

「テンプレートを使用」をクリックします。

  1. クリックするとログインしているGoogleアカウントで管理しているアナリティクスのビューを選択できます。選択するとそのビューのレポートを実際に見ることができます。
  2. 「テンプレートを使用」をクリックしてレポートを作成します。
  3. Googleデータスタジオのホームに戻ります。レポートを作成する場合には押さないでください。

レポートを作成をクリックします

レポート編集画面


レポート編集画面が表示されます。

メニューやアイコンが多くて、何が何だかわからず難しく感じるかもしれません。
そういった場合はレポートを作成するのに必要最低限なメニューを覚えたり、よく使う機能だけ理解するようにしましょう。

一度に全て理解しようとすると嫌になってしまいますからね。

まずはデータを連携します

  1. 上部メニューの「ファイル」をクリックしてから「レポート設定」をクリックします。

データソースを選択

  1. [Sample]Google Analytics Dataのところをクリックします。

ここをクリックすると連携しているデータの中からレポートに使用するデータを選択できます。
初めての場合はサンプル以外のデータはありませんので、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどと連携します。

新しいデータソースを作成をクリックします

連携するデータを選択する

  1. Googleアナリティクスをクリックします。
  2. 承認をクリックします。

今回はGoogleアナリティクスのレポートを作成しますので、「コネクタ」のところで「Googleアナリティクス」を選択します。それから「承認」ボタンをクリックします。

Googleアカウント選択

  1. Googleアナリティクスを管理しているGoogleアカウントを選択します。
  2. 「許可」をクリックします。

Googleアナリティクスのビューを選択

  1. Googleアナリティクスを選択します。
  2. アカウントを選択します。
  3. プロパティを選択します。
  4. ビューを選択します。
  5. 接続をクリックします。

ここで、レポートを作成したいビューを選択して接続します。

レポートに追加をクリック

タイプや集計の仕方を変更できますが、最初はそのまま使用することにして「レポートに追加」をクリックします。

レポートに追加する

  1. レポートに追加をクリックします。

データの連携を確認


先ほど選択したアナリティクスのデータでレポートが作成されます。

これであなたのGoogleアナリティクスのデータでレポートが作成できました。
せっかく作ったレポートですので、同僚に共有しましょう。

Googleデータスタジオで作成したデータはGoogleドライブに保存されますので、容量の心配もありませんし、同僚やお客様と簡単に共有することでできます。

作成したレポートをプレビューで確認する

プレビューで見た目に問題がないかを確認しましょう。

作成したレポートのプレビューを解除して編集に戻る

  1. 右上の「編集」をクリックします。

Googleデータスタジオで作成したデータを共有する


作ったレポートを共有するには右上の人のアイコンをクリックします。

  1. 右上の人のアイコンをクリックします。

共有する人にメールを送る

  1. レポートを共有したい人のメールアドレスを入力します。
  2. 送信をクリックします。

これだけで共有した人はあなたが作ったレポートを見ることができます。

共有された人がレポートを見る方法

  1. 「開く」をクリックします。

共有された人は届いたメールにある「開く」というボタンをクリックするだけでレポートを閲覧できます。

まとめ

自分でレポートを作成するとなるとエクセルやパワーポイントを駆使してグラフを作ったり、データをまとめたりしないといけません。

そんな面倒な作業を、Googleデータスタジオのテンプレートを使えばデータを連携させるだけで完了してしまいます。
しかもGooglドライブに保存されるので、メールを送るだけで複数の人と共有が可能です。

レポート作成にかかっていた時間を、分析や、改善を考える時間にまわしましょう。
そのほうがよっぽどよい結果が得られるはずです。

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