「ホームページを作るのにどれくらいの費用がかかるの?」
「ホームページは最初に制作費用がかかるだけ?そのあとのお金はかからないの?」
「いったい何にお金がかかるの?」
といった疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
今回はみなさんが疑問に思っているホームページに関わるお金のことについてお話しします。
ホームページにかかる費用
ホームページを作る時、リニューアルする時、運用する時にかかる費用は大きく分けると3通りあります。
それが下記です。
- 誰がやっても必ずかかる費用
- 費用をかけなくてもかけてもできる事
- 見えない費用
誰がやっても必ずかかる費用
ホームページの運用において、プロがやっても、知識のない人がやっても必ず費用がかかるものがあります。
それが、サーバー費用とドメイン費用です。
サーバー
サーバーとは、作ったホームページを入れておく住居のようなものだと思ってください。
ホームページをパソコンやスマートフォンから見るにはこの住居のようなものに入れておく必要があります。
容量の大きいスペックのいいパソコンと思ってください。
これをサーバーと言います。
この住居の種類には一戸建てやマンションなどがあります。
一戸建てのサーバーの場合は、もちろん入居者はあなたのサイトだけです。
これは専用サーバーと言われます。
マンションは同じ建物の中に、他のホームページも入っています。
でもちゃんと部屋が分かれているので、ごちゃごちゃになったりすることはありません。
こちらは共有サーバーと言われます。
どちらもメリットデメリットがあります。
簡単に説明すると、一戸建ては好き勝手出来ますが、メンテナンスやセキュリティを自分たちで行う必要があります。
毎月かかる費用も共有サーバーに比べると高くなります。
マンションのような共有サーバーは、管理をサーバー会社が行ってくれるので、メンテナンスやセキュリティの知識がなくても利用できます。
ですが、他の人たちも利用しているので、負荷のかかるサービスを運用するなど、他のホームページの迷惑になることはできません。
費用は月に数百円~数万円と幅広くいろいろなサービスがあります。
通常のホームページであれば共有サーバーで十分なので共有サーバーをオススメします!
ドメイン
i-style.vc
これが弊社のドメインです。
インターネット上の住所と言われる、ブラウザに打ち込むとホームページにアクセスできるものです。
世界に一つしかないものなので、指定された業者が管理しています。
管理してもらうにはやはり費用が発生しますよね。
ですから、ドメインに関してもどうしても費用が発生します。
費用をかけなくてもかけてもできる事
これを書き出すのはとても大変なので一言で言います。
ドメインとサーバー以外のことです。
ホームページの制作、運用、SEOなどなど、業者さんに依頼しなくても出来てしまいます。
ですが、実際にやろうと思うともの凄く時間がかかるはずです。
それに、変化の激しい世界なので、せっかく勉強して昨日までは有効だったことも、今日からは使えないということもあります。
「餅は餅屋」
ではないですが、専門的な部分はやはり任せた方がよいでしょう。
ただ、
すべて丸投げして、すべて任せてしまうということはやめた方がいいでしょう。
どういった内容を行っているのかをしっかり把握し、一緒に作っていったり運用していくのが理想です。
自分たちのホームページに責任をもつこと、自分たちのツールの一つだということをしっかり意識するためです。
見えない費用
見積もりを取る時などに業者さんに聞いてみてください。
「ホームページに掲載する原稿は書いてもらえますか?」って。
おそらく
「原稿はお客様に用意してもらっています」とか、
「こちらで用意することは可能ですが、費用がかかりますけどよろしいでしょうか?」といった返答になるはずです。
そうなんです、お金を払ってホームページの制作を依頼しても、掲載する文章や写真は自分たちで用意しないといけない事がほとんどなんです。
文章を用意したり、写真を用意したりするのって意外と時間かかるの知ってましたか?
しかも、ホームページ専用の担当者でもない限りは、通常の業務と掛け持ちで準備したりすることになると思います。
ただでさえ忙しいのに、そのうえホームページの原稿まで準備しないといけないなんて、あなたにできますか?
ホームページの制作、リニューアル、運用にはこういった目に見えない費用が発生します。
見積もりに差がありすぎない!?
ホームページ制作、リニューアルする際に、見積もりを複数の業者さんからとってみた人は感じたと思います。
「どうして同じもの作るのにこんなに費用が違うの!?」
その理由としては下記のようなものが挙げられます。
- 提案内容が違う
- 実績が違う
- 業者さんの特性
- 単価が違う
- 業者さんの人件費が違う
提案内容が違う
そもそも制作するボリュームが違う場合は当然費用も違ってきます。
どういったものがあなたのホームページに最適か?といったものを提案してくるので、業者さんごとに違って当たり前です。
まったく同じ要件で、業者さんの特徴が出ない提案も面白くないですしね。
実績が違う
実績のある業者さんは、忙しいです。
仕事もたくさんあります。
待ってもらう状態にもなって、それでもいいから作ってほしいという状態です。
そうすると、全体的な費用も上がっていきます。
その代わり、実績になるようないいホームページを作ってくれます。
業者さんの特性
業者さんによって得意・不得意や強みにしている部分が違うと思います。
デザインを強みにしているところ、プログラムを強みにしているところ、公開後のコンサルを強みにしているところなど。
それによって当然費用は変わってきます。
デザインが得意なところはデザイン費用が高くなりますし、コンサルが強いところは、運用費用が高くなったりします。
単価が違う
業者さんの人件費が違う
ホームページの見積もりを出す際に、ページごとの単価が決まっていて見積もりを出す場合と、その作業をするのに何人が何時間かかって制作するのかといった工数で出す場合があります。
ページごとの単価などは業者さんごとに違いますし、工数(人件費)も違います。
そういったことから見積もり費用に違いが出てきます。
安いからいい?高いからだめ?
安いから、高いからと見積もり金額だけでは判断できません。
そんなときはホームページを使って何をするのか?という目的を考えてください。
とにかくなんでもいいからあればいいというホームページに何十万も支払う必要はありません。
逆に、ものすごく効果のあるものを運用していきたいといった場合には、それなりの費用を支払う必要があります。
とにかく、ホームページにかかる費用を「経費」と思わずに、「投資」と思ってください。
そして、「投資」をしたからには利益を得るためにちゃんと運用をしていってください。
ホームページ制作にかかる費用
ホームページを制作する際や、リニューアルする際にかかる費用を見ていきます。
見積もりに記載される項目は業者さんによってバラバラです。
ですが、内容はだいたい同じような内容ですが、不明なところはしっかり確認するようにしましょう。
企画・設計・提案・コンサルティング
。
ヒアリングした内容から、ホームページの目的を達成するための構成・企画を行います。
ホームページにどんなページが必要なのか?そのページの役割は?
どんなデザインがターゲットにあっているのか?コンバージョンポイントは?
などなど、ホームページの中心的な内容を決め、お客さんと共通の認識をもつために打ち合わせを行い、コミュニケーションを図ります。
一般的な料金
ホームページの規模にもよりますが・・・
100,000円~
ディレクション
クライアントや制作側のスタッフなど、ホームページの制作には何人かの人間が携わります。
それら全員のスケジューリングや予算管理などを行うとともに、クライアントと制作側の間に入って要望を伝えることなども行います。
一般的な料金
ホームページの規模にもよりますが・・・
30,000円~
トップページデザイン
トップページのデザインを制作する費用です。
コンテンツ(下層ページの)デザインと分けて見積もり出る場合と、デザイン一式といったようにまとめて記載される場合もあります。
「トップページ」と書いてあった場合は、トップページ1ページだけのデザインのはずです。
jpgなどの画像でお客様に確認していただく場合が多いです。
一般的な料金
50,000円~
コンテンツデザイン
コンテンツ(下層ページの)デザインをする費用です。
コンテンツページで共通で使用される部分、たとえば一番上のメニューの部分であったり、ページの一番下など、そういった部分を含んだベースとなるデザイン案を制作する場合があります。
そういった場合はベースデザインなどと見積もりに記載されることもあります。
一般的な料金
20,000円~
コーディング
制作したデザインをブラウザで見ることが出来るようにソースを記載していく作業です。
スマートフォン対応するのもこの作業です。
一般的な料金
15,000円~
フォーム作成
他のサイトのお問い合わせページなどを見ると、必要項目を入力して送信すると、管理者にメールが届く仕組みになっているものがあります。
そういったメールフォームを作成する費用です。
一般的な料金
30,000円~
システム導入費
もともとパッケージ化されているシステムや、独自のシステムを導入する際の費用です。
独自のシステムを組む場合は、どうしても時間がかかる場合が多いです。
時間がかかるということは、それだけ費用もかかってしまいます。
システムを導入する場合は、まずは既存のものを使用できないかというのを検討し、既存のものでムリなら独自で制作するということを検討するとよいでしょう。
一般的な料金
要件をヒアリングしての見積もり
撮影
ホームページで使用する写真や動画作成の費用です。
基本的にはお客様からいただいた写真を使用する業者さんが多いと思います。
最近では無料、有料含めて素材を提供しているサイトが多くあります。
しかも質がいいので、自分で撮影できない場合などはそういった素材サイトを利用するとよいでしょう。
動画に関しては、商品紹介や会社紹介に動画を作成してホームページに掲載する企業さんが増えています。
だらだらと書かれた説明は読む気になりませんが、動画だと思わず再生ボタンを押したくなりますよね。
とくに力を入れているサービスや商品などにはオススメです!
一般的な料金
1日拘束で・・・
40,000円~
運用にかかる費用
ホームページを公開した後にかかる費用のご紹介です。
最初にご紹介したサーバーとドメイン費用も該当します。
保守費用
だいたいの場合は、サーバーやドメイン、ホームページの管理を依頼している場合に「保守費用」といった名目になるかと思います。
サーバーは、ちょくちょくメンテナンスがあります。
サーバー保守を業者に依頼していれば、そんな案内が来ない事が多いのですが、あなたの知らないところで業者さんが対応してくれていることがよくあります。
そういった手間も含めての費用ですね。
一般的な料金
数千円~
更新費用
毎月定額の費用を支払って、ホームページの更新をする場合などにかかる費用です。
金額や内容は業者さんによってバラバラです。
毎月定額で支払っていない場合は、その都度見積もりをとって作業依頼することになります。
頻繁に更新するのであれば、毎月更新費用を支払ってもいいのでしょうが、自分たちで更新できる部分であれば覚えてしまって、自分たちで更新作業を行うことをオススメします。
一般的な料金
数千円~
コンサル費用
ホームページを制作する時に、目的を決めるはずです。
お問い合わせを受ける、資料請求をしてもらう、商品を購入してもらうなどです。
目的を達成するために、ホームページのどの部分を変更してみるのか?SNSの運用をするのか?広告を出すのか?などのアドバイスをしてもらうための費用です。
ホームページに訪問するユーザーの状況や、検索エンジンの状況は日々変化します。
制作した時には効果があったものが、ずっと続くとは限りません。
そういった変化に対応するために、ホームページも常に計画、実行、評価、改善(PDCA)を繰り返していく必要があります。
一般的な料金
数万円~
まとめ
ホームページにかかる費用は大きく分けて下記の3つ。
- 誰がやっても必ずかかる費用
- 費用をかけなくてもかけてもできる事
- 見えない費用
サーバー、ドメインなど、どうしてもかかってしまう費用。
ホームページ制作や運用費用は、自分たちでもできるが、時間と労力がかかるので、結局費用(自社の人件費や、その人が本来こなすべき仕事の損失)がかかっている。
業者さんに丸投げはできないので、見積もりには見えない原稿準備などの作業が出てくること。
そして、一番大切なのは制作やリニューアルの目的が何なのかをしっかり決めて、それを実現してくれる業者さんに相談すること。
費用はそれから考えましょう。
ホームページにかかる費用は「経費」と考えると出ていく一方ですが、「投資」と考えてしっかり運用して回収していけるホームページを作っていってください。
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