こんにちは、「グーグルクローム信者」こと。ライターの若大将です。
いきなりですが、少しだけ昔話をさせてもらいます。
私がインターネットというものに初めて触れたのは今から約15年近く前。だいたい2003年ぐらいだったと思います。当時使っていたパソコンのOSはWindowsMeで、電源を立ち上げるたびに冷却ファンが断末魔のような音を鳴らして回転していたのがとても印象的でした。
そして、当時のパソコンには一部を除いたほぼ全てに「インターネットエクスプローラー(IE)」が標準装備されており。それ以外の選択肢をまるで知らなかった私の脳内ではいつしか。ベトナム人が「バイク」のことを「HONDA」と呼ぶかのごとく。インターネット=IEという公式が完成していました。そうして、IEのことを自分にとっての唯一神だと認めた私は、いかにその使い勝手が悪かろうと、動作が重かろうと、起動しただけでクラッシュしようと。ただひたむきにその試練を受け止めようとこの身をIEに差し出しました。
しかし、それから数年。そんな私の前にある一人の救世主が現れました。
それが「グーグルクローム」です。クロームは私をそれらの苦難から解放してくれました。起動も早いし動作も快適、いくつタブを開いても全然クラッシュしないし、拡張機能を追加すれば更に快適なブラウジングが実現できる。それまで私に提供されていたブラウザの常識を完全に覆したクロームは、それから10年近くにわたり私のメインブラウザーとして君臨し続けています。
しかし、ここ数ヶ月で私にも新生活のシーズンが到来し、本格的にWebライターとして活動し始めたこともあり。ただ表示速度が速いだけではなく「セキリュティ」や「情報整理のしやすさ」「より実用性の高い拡張機能」など。これまでとは違う利便性をブラウザに求める必要性が出てきました。
新生活にあたり、ブラウザーを少し見直してみる。
さて、ブラウザ上で行う仕事の効率化ですが。
これは私のようなWebライターに関わらず、世間一般に多くWebに関わる人間なら必ずやっておいて損はありません。いやもっと言えば得することすらあるでしょう。ブラウザ上で行われる「情報収集」や「メールチェック」「タスク管理」といった作業は、私たちの仕事において多くの時間を消費します。もし、正しいブラウザを選択することでこれらの時間を削減できるとすれば、それはあなた自身や組織の価値を高めるための手段として大いに役立ちます。
ということで今回は”GoogleChrome信者”の私がお送りする「GoogleChromeより優秀なブラウザなんて存在するの?」をお送りしたいと思います。そして本記事で紹介するブラウザはnetmarketshare.comが発表している。「2018年2月時点、世界で最も使われているブラウザ上位5つ(PCのみ)」より紹介します。そして、それら5つのブラウザは以下の通りです。
GoogleChrome:ローマ帝国
私はGoogleChromeのことを「ローマ帝国」と評します。というのも、GoogleChromeはかつてのローマ帝国のように
・とにかく領土がデカい
・他国の文化を取り込むことに長けている
のです。
これらはどういう意味か?一つずつ解説していきますしょう。
とにかく領土がデカい
GoogleChromeが他のブラウザと大きく違う点はその「拡張性」です。
名前からもわかるようにこのブラウザはGoogle社が開発したブラウザであり。Google社は検索やエンジンやブラウザや以外にもGoogle DriveやGoogle Maps、Chromecastなど、非常に多くのサービスを提供しています。
そして、これらのサービスは全て「Googleアカウント」によって一括管理することで、より快適なユーザー体験を得ることが可能です。
またさらに、昨年にはGoogleHomeというAIスピーカーが発売されたということもあり。Googleがそれらの技術とブラウザをどのように連携させていくのか。これからの拡張性にも大きく期待がかかります。
他国の文化を取り込むことに長けている
GoogleChromeはかつて「めちゃくちゃ早いブラウザ」として話題と共に多くのユーザーを集めましたが。かつては他のブラウザと比較して以下2つの問題を抱えていました。
・当時主流だったIEとは搭載している”HTMLレンダリングエンジン”が異なるため、表示の乱れるページが数多く存在した
・拡張機能のラインナップや有用性がFirefoxより劣っていた。
このようにかつては他のブラウザより劣った部分もあったため「ただ早いだけのブラウザ」とも呼ばれていましたが。現在では少なくとも前者の問題は確実に解決されており、後者の問題も個人的にはFirefixと比較しても全く遜色ない地点まで到達しているように思えます。
netmarketshare.comによると、GoogleChromeのシェア率は現時点で約60%にも上ります。更に調べたところ、少なくともこの2、3年。GoogleChromeのシェア率は50%〜60%の間で推移しており。「多くのユーザーに利用されている」という意味での最強ブラウザとしての地位は既に数年前から確率していたように思えます。
Internet Explorer:歩く死体
Internet Explorer(IE)は例えるなら「歩く死体」といったところでしょうか。私がIEをこう評するのには以下のような理由があります。
・既に開発が終了しているため、先がない
・遺産目当ての”親族”のように増え続けるツールバー
・ゾンビのように遅い動作
これらに関してはもはや解説する必要もなさそうに思えます。
何もIEに恨みを持っているわけではありませんが、現状では開発も終了した上。Windowns10以降は後述するMicrosoft Edgeにその地位を譲ったIEに関してはもはや今から選択する理由の方が無いように思われます。
Firefox:いつの間にか美人になっていた中学の同級生
Firefixはさしずめ「いつの間にか美人になっていた中学の同級生」といったところでしょうか?だんだんと例えが「解説したところでピンとくるかどうかわからない領域」に到達してきました。構わず続けます。
この「いつの間にか美人になっていた中学の同級生」とはどういうことか?これは以下のような意味です。
・昔はモッサリしていたのに垢抜けた
・垢抜けたけど、昔の良さもなくなってない
・今でもちょっと気になる
Microsoft Edge:二世タレント
Internet Explorerの後継者として開発されたのがこのMicrosoft Edge。これは例えるなら「二世タレント」です。これが例えとして成立しているかは際どいですが。
しかし、私がMicrosoft Edgeを二世タレントと例える理由はたった一つです。その理由はこれです。
・血筋はいいが、可能性はまだ未知数
Microsoft Edgeに関しては現時点ではこれしか言えません。開発元のMicrosoftはこのブラウザを「はやくて安全なブラウザ」と謳っていますが、これらの観点においてもMicrosoft Edgeが他のブラウザより頭一つ抜けているかは疑問です。
IEの後継者ということで鳴り物入りで業界に入っては来ましたがそこから先は自分の腕次第。Microsoft Edgeはまだスタートラインに立ったばかりのブラウザですので、これからの活躍に期待したいところです。くれぐれもそこらの二世タレント達のように「何かしらやらかしてどこかしらへ消えていく」ことだけは避けてもらいたいところです。
Safari:教科書とかに載ってる存在感の薄いキャラクター
Safariはシェア自体もそこまで多くはなく。際立った特徴や、他のブラウザよりも優れた部分も見当たらないため。非常に影の薄い存在です。
よって今現在では、かつてInternet Explorerがそうであったように「最初から入ってるから」以外の理由でわざわざこのブラウザを選択する人はとても稀なように思えます。そんなSafariの立ち位置は言うなれば「教科書とかに載ってる存在感の薄いキャラクター」みたいなものです。
「なんか居たような気がするけど…どんな顔してたかは思い出せない」
「あの青っぽいヤツ…最近見ないけどなんて名前だっけ?」
といった具合に、個人的にはその程度の評価です。Internet Explorerのような致命的な欠点や不便理があるわけではありませんが、これといってSafariを選択する理由もありませんでした。
結論:GoogleChromeの座は不動。しかしFirefoxとMicrosoft Edgeのこれからに期待
ということで以上、5つのブラウザを比較してきました。しかし、今回の比較ではGoogleChrome以外の4つのブラウザはいまいち決め手に欠けているため。乗り換えるに至るまでの十分な理由は得られませんでした。
しかし、上にも書いたように。ここ最近のFirefoxの進化には目を見張るものがありますし。Microsoft Edgeのこれからの成長にも目が離せないところではあります。
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